絶対にだまされない!電話de詐欺(特殊詐欺)の手口を知りましょう
更新日:2024年5月17日
電話de詐欺(特殊詐欺)とは
電話de詐欺(特殊詐欺)とは、犯人が電話やはがき等で親族や公共機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、医療費の還付金が受けられるなどと言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させる犯罪(現金等を脅し取る恐喝や隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る詐欺盗(窃盗)を含む。)の総称です。
なお、「電話de詐欺」は、特殊詐欺の実態を周知するため平成27年8月から使用している千葉県独自の広報用名称です。
令和2年1月から電話de詐欺(特殊詐欺)の手口について、以下の10種類に分類されました。
電話de詐欺(特殊詐欺)の10類型
1 オレオレ詐欺
親族等を名乗り、「会社の書類が入ったかばんをなくした。お金が必要。」などと言って、金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
主な手口の流れ
1 親族を名乗る者から、「携帯電話の番号が変わった。」と連絡が入る。
2 後日、「会社のカバンを無くした。」「連帯保証人になって返済金が必要だ。」と電話があり、被害者を不安な気持ちにさせる。
3 「すぐにお金が必要だ。」「お金を振り込んでほしい。」「後輩が家まで取りに行く。」等と言い、ATMや手渡しでお金を騙し取る。
被害に遭わないためのポイント
- 親族から「携帯番号が変わった。」と電話があったら、元の電話番号にかけて確かめましょう。
- 事前に合言葉を決め、いざという時に本人確認をできるようにしておきましょう。
- 電話でお金をお願いされたら、詐欺を疑いましょう。
2 預貯金詐欺
警察官や銀行協会職員等を名乗り、「あなたの口座が悪用されている。キャッシュカードを交換する必要がある。」等と言ったり、役所の職員等を名乗り、「医療費の還付金がある。こちらで手続するのでカードを預かる。」等と言って、暗証番号を聞き出した上でキャッシュカードや通帳をだまし取る(脅し取る)手口です。
主な手口の流れ
1 百貨店から、「あなたの偽造クレジットカードが見つかった。」と電話が入る。
2 警察から、「あなたの偽造クレジットカードを使用した犯人を捕まえた。他にも偽造カードが使われている恐れがあるので、全ての銀行口座を停止させた方がよい。停止方法については、全国銀行協会から連絡がある。」との電話が入る。
3 全国銀行協会から、「新しいキャッシュカードを発行するので、古いカードを預かる。再発行の手続きに暗証番号が必要なので教えてほしい。」との連絡が入り、自宅に来た犯人にキャッシュカードを渡す。
4 犯人が騙し取ったキャッシュカードでお金を引き出す。
被害に遭わないためのポイント
- 警察官や銀行関係者が自宅にキャッシュカードを取りに行く、暗証番号を聞くことは絶対にありません。
- 「カードを預かる。」「暗証番号を教えてほしい。」と言われたら詐欺です!まず、家族や警察に相談しましょう。
3 架空料金請求詐欺
有料サイトや消費料金等について、「未払いの料金がある。今日中に払わなければ裁判になる。」等とメールやはがき(封書)で知らせ、金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
主な手口の流れ
1 期日までに手続きをしなければ財産を差し押さえると書かれた「最終通告書」というはがきが自宅に届く。
2 はがきに書いてある電話番号に連絡すると、取り下げ手続きが必要なことを告げられ、偽弁護士を紹介される。
3 偽弁護士と連絡を取ると、裁判の取り下げ料といった名目で金銭を要求される。
4 ATMやプリペイドカード等により送金してしまう。
被害に遭わないためのポイント
- そのようなはがき(EメールやSMSを含む。)がきたら無視しましょう(ハガキ等に記載されている電話番号には絶対に連絡しないでください。)。
- 不安な場合は、市役所や警察署、電話de詐欺相談専用ダイヤル(電話:0120-494-506)に相談しましょう。
4 還付金詐欺
市役所職員等を名乗り、「還付金があるので手続してほしい。」等と言って、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させる手口です。
主な手口の流れ
1 市職員を名乗る者から、「保険料(医療費)の還付がある。本日が締め切りで、ATMで手続きを行う必要がある。」といった内容の電話が入る。
2 無人のATMに誘導され、相手の指示通り操作すると、送金手続きが完了し、お金を騙し取られる。
被害に遭わないためのポイント
- ATMで医療費や保険料の還付を行うことはできません。市職員からそのような電話がきたら、市役所(電話:047-445-1141)に確認しましょう。
【備考】犯人は、嘘の電話番号を教えてくるので、公的機関に連絡する際は、必ず電話帳等で調べましょう。
5 融資保証金詐欺
実際には融資しないのに、簡単に融資が受けられると信じ込ませ、融資を申し込んできた人に対し、「融資するには保証金が必要。」等と言って、金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
主な手口の流れ
1 「低金利(他にも無担保・審査不要等)で融資する(=お金を貸す)ので、事前に保証金を払ってほしい。」等と言われる。
2 話に乗ると、保証金の名目でお金を騙し取られる。
被害に遭わないためのポイント
- お金を借りる際に保証金が必要(お金を支払う)と言われたら、詐欺を疑いましょう。
6 金融商品詐欺
価値が全くない未公開株や高価な物品等について嘘の情報を教えて、購入すればもうかると信じ込ませ、その購入代金として金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
7 ギャンブル詐欺
「パチンコ打ち子募集」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、会員登録等を申し込んできた人に、登録料や情報料として金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
8 交際あっせん詐欺
「女性紹介」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、女性の紹介を申し込んできた人に、会員登録料金や保証金として金銭等をだまし(脅し取る)手口です。
9 その他の特殊詐欺
上記の類型に該当しない特殊詐欺のことを言います。
10 キャッシュカード詐欺盗
警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を名乗り、「キャッシュカードが不正に利用されている。」等と言って、キャッシュカード等を準備させた上で、隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る手口です。
10類型の出典
問い合わせ
市民生活部 安全対策課 防犯係
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎1階
電話:047-445-1285
ファクス:047-445-1400