熱中症とは?
更新日:2024年5月16日
熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境に、私たちの身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。
熱中症は、晴れて暑い日だけでなく、曇りや雨でも湿度が高い日、また、屋外だけでなく室内でも注意が必要です。熱中症に特に注意が必要な環境条件や、熱中症の危険度を判断する際に役立つ「 」について知り、自分のいる環境を日頃から気にしましょう。
熱中症の原因
熱中症を引き起こす条件には、気温が高い、湿度が高い、日差しが強いなどの環境条件のほか、乳幼児や高齢者、暑さに慣れていないなどの体の条件、長時間の屋外作業などの行動の条件があります。これらの環境条件の下で、体から熱が放出されにくくなることで熱中症が発生しやすくなります。
熱中症の症状
症状1 めまいや顔のほてり
めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状が出たら、熱中症のサインです。一時的に意識が遠のいたり、腹痛などの症状が出る場合もあります。
症状2 筋肉痛や筋肉のけいれん
「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。筋肉がピクピクとけいれんしたり、硬くなったりこともあります。
症状3 体のだるさや吐き気
体がぐったりし、力が入らない。吐き気やおう吐、頭痛などを伴う場合もあります。
症状4 汗のかきかたがおかしい
ふいてもふいても汗がでる、もしくはまったく汗をかいていないなど、汗のかきかたに異常がある場合には、熱中症にかかっている危険性があります。
症状5 体温が高い、皮ふの異常
体温が高くて皮ふを触るととても熱い、皮ふが赤く乾いているなどの症状も熱中症のサインです。
症状6 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をしたりする。または、体がガクガクとひきつけを起こす、まっすぐ歩けないなどの異常があるときは、重度の熱中症にかかっています。すぐ医療機関を受診しましょう。
症状7 水分補給ができない
呼びかけに反応しないなど、自分で上手に水分補給ができない場合は大変危険な状態です。この場合は、むりやり水分を口から飲ませることはやめましょう。すぐ医療機関を受診しましょう。
熱中症対策
対策1 暑さに負けない体づくりを続けよう
- 水分をこまめにとろう
- 塩分をほどよくとろう
- 睡眠環境を快適に保とう
対策2 暑さに対する工夫をしよう
- 気温と湿度をいつも気にしよう
- 室内を涼しくしよう
- 衣服を工夫しよう
- 日差しをよけよう
- 冷却グッズを身につけよう
対策3 暑さから身を守るアクションを
- 飲み物を持ち歩こう
- 休憩をこまめにとろう
- 暑さ指数(WBGT)を気にしよう
こんな人は特に注意!
子ども
特に体温調節機能が十分に発達していない乳幼児は、大人よりも熱中症にかかりやすいといわれていますので、より一層の熱中症予防・対策をおこなう必要があります。
高齢者
高齢者の方は温度に対する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。ご本人および周囲の方は、熱中症の予防・対策をおこない、暑い時期を乗り切りましょう。
屋外で働く人
屋外で長時間にわたり作業するような職業に従事している方は、夏場は常に熱中症の危険にさらされています。
スポーツをする人
スポーツ時には体(筋肉)が熱を発するため、熱中症の危険がより高まります。気温や湿度が高い中で運動する際には、運動の仕方や水分補給などに注意が必要です。いつも以上に熱中症予防・対策を心がけましょう。
もし熱中症かなと思ったときは
ポイント1 涼しい場所へ移動しましょう
まずはクーラーが効いた室内や車内に移動しましょう。屋外で、近くにそのような場所がない場合には、風通りのよい日かげに移動し安静にしましょう。
ポイント2 衣服を脱がし、体を冷やして体温を下げましょう
衣服をゆるめて、体の熱を放出しましょう。氷枕や保冷剤で両側の首筋やわき、足の付け根などを冷やします。皮ふに水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。うちわなどがない場合はタオルや厚紙などであおいで、風を起こしましょう。
ポイント3 塩分や水分を補給しましょう
できれば水分と塩分を同時に補給できる、スポーツドリンクなどを飲ませましょう。
おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性があるので、むりやり水分を飲ませることはやめましょう。
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問い合わせ
市民生活部 環境課 温暖化対策推進係
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎1階
電話:047-445-1227
ファクス:047-445-1400