更新日:2025年3月21日
妊娠すると、嘔吐を伴う“つわり”や、嗜好の変化などにより、口の中が酸性に傾き、歯のエナメル質が弱くなることがあります。また、食事回数が増えたり、不規則になったりして、歯磨きが困難になる人も多くみられます。
また、唾液の分泌量が減って口の中がねばねばすると感じる人がいる一方で、唾液の分泌が多すぎて気持ち悪くなる人もいます。
口腔内の環境を整えている唾液の働きが低下するため、口の中にプラークが停滞し、むし歯が発症・進行しやすくなり、さらに歯肉が腫れたり出血しやすくなったりなど、歯肉炎が起きやすくなるほか、免疫力が低下することから、口内炎なども起こしやすくなります。
鉛筆持ちでやさしく磨きましょう
歯ブラシでは50パーセントのプラークしか落とせません。
フロスを使って歯と歯の間も清潔に保ちましょう。
デンタルフロスではやりにくい時に前歯の歯と歯の間に活用しましょう。
デンタルフロスでやりにくい時に奥歯の歯と歯の間に活用しましょう。
フッ化物配合歯磨剤を使うとむし歯予防に効果的です。
フッ素の効果を保つために、少量の水でうがいしましょう。
ママの口腔内にむし歯菌が多いと唾液を介して子どもへの感染率が高くなることが分かっています。また、妊婦さんが重症な歯周病にかかると、歯周病でない妊婦さんに比べ、低体重児や早産のリスクが約7倍高まることが分かっています。
むし歯や歯周病を早期に発見することにより、それによる早産や子どもへの影響を予防することができます。
市では1回の妊娠につき1回無料で妊婦歯科健診を受けることができます。
詳しくは妊婦歯科健診をご覧ください。
その他、妊娠中に必要な栄養は?妊娠中の歯科治療は?など、詳しくはこどもたちの口と歯の質問箱「おなかの赤ちゃん」(日本小児歯科学会)(外部サイト)をご覧ください。
健康福祉部 健康増進課 母子保健係