澁谷家住宅、丸屋が、鎌ケ谷市初の登録有形文化財に登録されました
更新日:2020年8月26日
鎌ケ谷市内にある澁谷家住宅の主屋、米蔵、門と、丸屋、丸屋離れの建造物5件が、令和2年8月17日に国の登録有形文化財に登録されました。
- 登録有形文化財(建造物)とは、文化財建造物を守り、地域の資産として活かすための制度です。50年を経過した歴史的建造物のうち、一定の評価を得たものが文化財として登録されます。全国で、12,569件(令和2年8月1日現在)が登録されています。
澁谷家住宅
澁谷家住宅の主屋と門
澁谷家は、江戸時代に佐津間村の名主を代々務めた家柄で、明治時代には鎌ケ谷村の村長に就任しています。幕末の草莽の志士で、赤報隊の澁谷総司の生家でもあります。主屋の規模、米蔵や門も含めた屋敷構えは、地域の旧家にふさわしい姿を今に残しています。
同住宅は、国土の歴史的景観に寄与しているもの、と評価されました。
なお、個人住宅のため、敷地内は見学できません。
【建築年代】
[主屋]文政9年(1826年)、昭和53年改修、同61年増築
[米蔵]嘉永元年(1848年)、昭和50年代改修
[門]昭和前期、昭和50年代改修
丸屋
丸屋
丸屋は、江戸時代に木下街道沿いにあった鎌ケ谷宿の旅籠で、明治26年の火事で消失し、同30年頃に再建された建物です。明治35年にはすでに旅籠としての利用を終え、明治末期に改修された後は、住居として使用され、さらに昭和31年にアパートとして改修され、現在の姿となっています。
丸屋は、国土の歴史的景観に寄与しているもの、と評価されました。
なお、個人住宅のため、敷地内は見学できません。
【建築年代】
[丸屋]明治30年頃、昭和31年改修
[丸屋離れ]明治30年頃、昭和50年代増築
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