第3期鎌ケ谷市教育振興基本計画

　国、県が相次いで第3期の「教育振興基本計画」を策定しました。さらに本市でも新たな「総合基本計画」を策定しました。いずれも近年の激しい社会情勢の変化に対応し、よりよい未来を構築する工夫がなされています。
　しかしこの社会の変化については、年々我々の予想を超える勢いで加速され、この10年だけ見ても10年前には想像し得なかった社会となっています。その例としてスマートフォンの普及をあげることができます。このスマートフォンやタブレットにより情報収集や思考をまとめるだけではなく、娯楽、教育、ビジネスのスタイルまで変化を遂げました。さらなる10年後、20年後はどのような世界となっていることでしょうか。子どもたちが未来に向けて、このような社会を生き抜くために必要なことは何でしょうか。かつてチャールズ・ダーウィンが「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは変化に最もよく適応したものである。」と述べています。新たな学習指導要領には、基礎的 基本的な知識の理解とともにすべての学習評価に「資質 能力」の視点を求めています。社会で生きるための知識とは、常に社会の変化に左右され、重要視される時期もあるが、古いものになりその時代に役に立たなくなるものであることを示唆しています。これからは社会がいかに変化しようともその時代に応じた知識や技術を習得できる子どもたちの「資質 能力」すなわち現代の生きる力の育成を最も重視していくことになります。
　これを受け、本第3期計画では予測困難な世の中を自分で課題を見つけ、自分で課題解決できるような資質 能力を学校 家庭 地域で連携 協力しながら、子どもたちが身につけられるように策定しました。
　今後、社会がさらにどのように変化をしていくのかよく見据えながら、本市の子どもたちの生きる力の育成を目指していきたいと考えています。

令和3年度から令和7年度までの5年間を計画期間としています。
第3期鎌ケ谷市教育振興基本計画（PDF：3,107KB）