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令和元年9月 市長定例記者会見

更新日:2019年9月4日

期日:令和元年9月3日(火曜日)
時間:午前10時から
会場:総合福祉保健センター4階会議室

1 平成30年度 鎌ケ谷市一般会計決算について
 鎌ケ谷市財政健全化計画の目標を達成しつつ待機児童対策や治水対策などを積極的に推進

1 決算状況の概要

 本市の平成30年度一般会計決算額は、歳入総額が359億8,694万2千円で、前年度と比較し、額で8億1,626万2千円、率で2.3%の増となりました。これは、市税や繰越金、諸収入の増加が主な要因となっております。
 一方で、歳出総額は、339億1,554万5千円で、前年度と比較し、額で15億2,234万円、率で4.7%の増となりました。これは、陸上競技場改修事業や義務教育施設維持補修事業の増加などが主な要因となっております。
 収支の状況は、歳入決算総額から歳出決算総額を差し引いた形式収支が20億7,139万7千円となり、翌年度に繰り越した事業に必要な財源1億1,037万6千円を差し引いた実質収支は、19億6,102万1千円の黒字となりました。

表


2 平成30年度の主要事業

  • 義務教育施設維持補修事業 6億3,285万6千円
  • 新京成線連続立体交差事業 5億2,912万4千円
  • 陸上競技場改修事業 4億9,629万4千円
  • 準用河川整備事業 3億6,641万9千円
  • 第2斎場建設事業 1億5,996万9千円
  • 道路維持・補修事業 1億4,859万5千円
  • 雨水貯留池整備事業 1億2,696万8千円

3 基金残高の推移
 基金残高は平成30年度末 約57億円を確保

 基金は、いわゆる市の貯金に相当するもので今後の財政運営に必要不可欠な財源です。
 本市の基金には、経済状況等の影響などによる財源不足に対応する財政調整基金、借入金返済に対応する減債基金、公共施設の整備や修繕費用に対応する公共施設整備基金など8種類あります。
 平成30年度末における基金全体の残高は、減債基金への計画的な積み立てを行う一方で、重点事業へ積極的に基金を活用しましたが、約57億円を確保しております。今後においても、市民サービス充実のための基金活用と財政運営のバランスを考慮しながら、一定程度の基金残高を確保してまいります。

[画像]基金残高の推移のグラフ

4 健全化判断比率の推移
 財政は引き続き健全な状況を維持

法で定める健全化判断比率は、すべてにおいて早期健全化基準を大幅に下回っており、引き続き財政は健全な状況となっています。


【実質公債費比率】
 毎年の借入金返済の状況を表す「実質公債費比率」は、0.8ポイント増の2.0%となりましたが、財政健全化法による早期健全化基準の25.0%を大きく下回っており、今後も大きく下回る状況が続くと推測されます。


【将来負担比率】
 将来負担することとなる地方債残高など市全体の債務状況を表した「将来負担比率」は、義務教育施設維持補修事業債や新京成線連続立体交差事業債の発行を行ったものの、基金残高を確保したことなどにより1.1ポイント減の27.1%となり、引き続き低い水準で推移しています。
 これは、将来地方債の返済に活用できる積立金残高を前年度を上回り確保したこと、さらには、その返済にあたり後年度交付税措置される地方債の活用を積極的に図ってきた成果であります。


 なお、県内における財政の健全度の比較では、実質公債費比率が県内9位、将来負担比率が県内20位となっています。

健全化判断比率の推移

【備考】実質赤字比率、連結実質赤字比率については、黒字で当該比率が生じないため、「-」で表示しています。

5 経常収支比率の推移
 「鎌ケ谷市財政健全化計画」の目標を達成

 経常収支比率(注釈)は、財政構造の弾力性を示す指標となりますが、平成30年度は昨年度より1.0ポイント増の95.9%となり、県内で29位に位置しています。
 これは、経常的な収入(一般財源)である市税や地方消費税交付金などが増となったものの、経常的な支出である公債費や繰出金(介護・後期高齢)の経費も増となったためですが、平成19年度の過去最悪だった県内最下位の99.6%は下回り、「鎌ケ谷市財政健全化計画」で定める「減債基金繰入金を経常的な支出である公債費から差し引いて算出した経常収支比率」については94.9%となり、目標値の95%未満を維持しています。
(注釈)経常収支比率は、市税(都市計画税を除く)など経常的な収入(一般財源)が、人件費・扶助費・公債費など経常的に支出する経費に、どの程度使われているのかを表す指標のこと。

[画像]経常収支比率の推移のグラフ


問い合わせ

総務企画部 企画財政課 財政室
室長 矢島 電話:047-445-1141(内線)309

2 パスポート申請者数が想定の2倍以上に
 市外からの申請者が 県の想定以上で9月補正予算(案)にパスポート手数料3,800万円を計上

[画像]パスポート窓口の様子

 鎌ケ谷市では、平成30年10月1日からパスポート(旅券)の申請・交付業務を行っていますが、当初の想定(千葉県想定)を大きく上回る申請数があったことから、パスポート手数料(収入印紙購入代)として3,800万円を9月補正予算(案)に計上しました。
 今後も、市内外からの多くの申請に対応し、パスポート窓口のサービス向上を目指します。

1 申請者数の状況

 当初想定数(千葉県想定)実績数
1日当たりの平均申請数平均8から9件平均27件(最大52件)
30年度の申請数(6カ月:10月から3月)1,244件2,424件
令和元年度の申請数(4カ月:4月から7月)841件1,999件

2 パスポート申請者数が増えた主な要因について

  1. 千葉県内に住民登録がある人なら誰でも申請が可能であり、市外在住者の申請も多くなっているため。
     なお、申請件数のうち市内在住者は57%、市外在住者は43%(船橋市が31%、松戸市が5%、柏市・印西市が各2%、白井市が1%、その他が2%)。
  2. 平成31年3月に東葛飾旅券事務所(松戸市)のパスポート申請受付が終了となったため。
  3. 日曜日に交付窓口を開設しているため。
  4. 鎌ケ谷市役所が他市町村の住民にとっても、申請するのに利便性の高い立地であるため(幹線道路沿いにあり、私鉄4線が乗り入れる新鎌ケ谷駅がある)。
  5. 多くの学生が、修学旅行用に申請を行ったため。

問い合わせ

市民生活部 市民課
課長 鈴木 電話:047-445-1141(内線)214

3 鎌ケ谷の梨がいよいよ最盛期!
 鎌ケ谷で色々な梨の品種を食べ比べできます

[画像]梨

 鎌ケ谷市は、千葉県でも有数の梨の産地であり、9月から10月中旬ごろは梨やブドウの季節で、直売所での販売だけではなく、家族や友人と梨狩りも楽しむことができます。梨狩りでは、「豊水」「新高」「あきづき」など色々な品種を食べ放題で味わえます。

1 市内農園での梨狩り・梨の直売について

(1)期間

10月上旬ごろまで
【備考】気象条件や生育状況により前後します。

(2)梨狩り料金

  • 小学生以上 1人1,000円
  • 幼児(3歳以上) 1人 600円

(3)場所

鎌ケ谷市観光農業組合加盟園26園(梨狩りができる農園7園)

2 親子梨狩り体験教室の実施について

親子梨狩り体験

 市では、特産品の梨等に対する理解と農業意識を高めてもらうために、市内在住で、3歳以上の未就学児とその親を対象とした「親子梨狩り体験教室」を開催します(定員15組は申込満了済み)。

(1)日時

9月8日(日曜日)午前9時30分から午後1時ごろまで

(2)内容

  • DVD「かまたんと行く!鎌ケ谷の梨トラベル」の鑑賞
  • 市管理栄養士による食育についての講義
  • 大山園(鎌ケ谷市初富317)での梨狩り体験

【備考】取材を希望される場合は、9月6日(金曜日)までに農業振興課までご連絡をお願いいたします(駐車場あり)。

北海道芦別市 鎌ケ谷の梨を市長トップセールス 梨の美味しさに高い評価をいただきました!
 北海道日本ハムファイターズのファームが試合を行う芦別市民球場(北海道芦別市)で、市長トップセールスを8月10日に実施しました。
 鎌ケ谷の梨の試食コーナーで寄せられたアンケートでは、「北海道の食材にも負けない」「美味しい、取り寄せたい」「美味しい梨を、これからも作って」など、70件超の好評価を得ることができました。
市長トップセールスでの鎌ケ谷市長 市長トップセールスでにぎわう様子 

問い合わせ

市民生活部 農業振興課
課長 坂居 電話:047-445-1141(内線)242

4 観光タウンミーティングの実施について
 鎌高料理研究部とコラボしてふるさと産品の魅力発信

 鎌ケ谷市観光タウンミーティングは、観光施策のリーディングプロジェクトとして、住民に「自ら観光施策に携わる楽しさ」などを伝え、自発的に観光施策に取り組んでもらうことを目的に、平成25年度から実施しています。
 ここ数年は、若者の情報発信力や斬新な視点に期待して、大学生などの若者に参加者を絞っており、市内ツアー(梨狩り体験、ファイターズタウン見学)や街歩きを通して、鎌ケ谷の魅力の発見とその情報発信に取り組んできました。


鎌ケ谷市ふるさと産品(一部)

 令和元年度は、鎌ケ谷にしかない「ふるさと産品」をつくる「人」にフォーカスし、「人」を取材することで「製品」の魅力(ストーリー)を情報発信します。
 また、情報発信の際には、ふるさと産品をはじめとする鎌ケ谷の「ワザ」と「モノ」が集まる「第31回鎌ケ谷市産業フェスティバル」のPRを併せて実施し、事業の相乗効果を目指します。


1 観光タウンミーティングの参加者


鎌ケ谷高校 料理研究部の皆さん

千葉県立鎌ケ谷高校 料理研究部の生徒たち
【備考】今回の観光タウンミーティングが、参加者と市内事業所の信頼関係を構築するきっかけとなり、更なる連携が生まれることを期待しています。


2 取材予定の事業所

事業所名

ふるさと産品 認定製品

茂野製麺株式会社

鎌ケ谷手折り麺

私市醸造株式会社

梨バーモント

山屋食品株式会社鎌ケ谷工場

トマトケチャップ

株式会社イデカフェ

自家焙煎鎌ケ谷珈琲

わくい煎餅

瓦せんべい

ニッポー株式会社

舞祝菓房

東葛食品株式会社

華豚包

ケーキ工房ラ・セーヌ

梨パイ

【備考】取材日については、現在調整中

3 観光タウンミーティング スケジュール(予定)

日にち

内容

備考

9月10日(火曜日)

観光タウンミーティング1日目
事前レクチャー(SNS発信について)

講師:ネットワークエンジニアの越智 一敦 氏

9月17日(火曜日)

観光タウンミーティング2日目
事前レクチャー(写真撮影について)

講師:株式会社柏崎写真の柏崎 秀実 氏

9月中旬

観光タウンミーティング3日目
事業所の取材活動


9月中旬

観光タウンミーティング4日目
事業所の取材活動


10月26日(土曜日)

観光タウンミーティング5日目
鎌ケ谷市産業フェスティバルへの参加


12月以降

活動報告及び活動写真の展示会
(市民ホール等)


問い合わせ

市民生活部 商工振興課
次長(事)課長 青木 電話:047-445-1141(内線)281

5 園児たちの散歩コース20カ所の交通安全点検について
 鎌ケ谷警察・東葛土木事務所・保育事業者等と合同実施


見通しが悪く信号がない交差点などが対象

 先般5月8日に滋賀県大津市において、散歩中の保育園児の列に車が突っ込み多数の死傷者が出るという痛ましい事故が発生しました。
 鎌ケ谷市では、事故後すぐに令和元年5月9日付けの文書「散歩コースの安全確認等について」で市内保育事業者等へ注意喚起と安全確認をお願いしました。
 その後、国からも「未就学児が日常的に集団で移動する経路の交通安全の確保の徹底について」で緊急安全点検の実施について通知がありました。
 ついては、子どもたちが安心して散歩などの活動ができるよう、市内保育事業者等からの散歩コースの危険箇所についての報告をもとに、次のとおり合同交通安全点検を実施します。


1 日時

令和元年9月4日・11日・18日の3日間

2 点検箇所

保育事業者等からの報告があった、危険と思われる市内20カ所

3 危険箇所報告のあった保育事業者等

 市内にある保育事業者等27施設のうち14施設から、信号やガードレールの設置要望、見通しが悪い、歩道が狭い等の報告がありました。

  • 保育所 5施設(12施設)
  • 小規模保育事業所 7施設(10施設)
  • 児童発達支援事業所 2施設(5施設) 計 14施設(27施設)

【備考】括弧内の数は、危険箇所の報告がなかった施設を含む市内全施設数です。

4 合同交通安全点検の実施方法・対応

 所管機関(市幼児保育課、市障がい福祉課)、保育事業者等、道路管理者(市道路河川管理課、県東葛飾土木事務所)及び鎌ケ谷警察署で危険箇所を実際に見て回り、合同で交通安全点検を行います。
 点検実施後は、対策が必要な箇所を精査の上、道路管理者及び鎌ケ谷警察署から技術的な助言を得つつ、要望として道路管理者及び鎌ケ谷警察署に提出する予定です。

問い合わせ

健康福祉部 幼児保育課
副参事(事)課長 大伯 電話:047-445-1141(内線)701

6 全小学校の全学年でのフッ化物洗口の実施について
 県北部エリアでは初 子どもたちをむし歯から守るために

 市では、子どもたちの歯や口の健全な育成を通じた健康づくりのために、市内の小学校や一部保育園・幼稚園においてフッ化物洗口事業を実施しています。
 特に小学校では、平成26年度から市内全小学校の1年生を対象にフッ化物洗口を開始し、平成26年度以降、毎年1学年ずつ対象を拡げて継続してきました。
開始から6年目となる今年度は、2学期から市内全小学校において1年生から6年生までの全学年での実施に取り組みます。

1 フッ化物洗口の概要

小学校でのフッ化物洗口の様子

 厚生労働省が推奨している永久歯のむし歯予防方法で、一定濃度のフッ化ナトリウム水溶液(5~10ml)を用いて30秒~1分間ブクブクうがいをする方法です。
 使用するフッ化物洗口液は、歯科医師による洗口指示書に基づいて、市総合福祉保健センターで毎週1回作成し、配送業者が各施設に配送しています。各小学校で洗口の曜日を決めて、1週間に1回1分間、担任の教諭の指示で行っています。
【備考】鎌ケ谷市では、船橋歯科医師会や学校歯科医の指導の下で実施しています。

2 実施人数

市内全小学校における、令和元年9月からの実施予定人数 5,495人

3 令和元年度 事業費

348万4,000円(保育園・幼稚園等も含む)

4 実施効果について

 北部小学校では、モデル事業として平成20年度からフッ化物洗口を実施しています。そこで、平成30年度定期健康診断を受診した市内小学校6年生925名を対象に効果測定を行い、フッ化物洗口実施群(北部小学校の児童)と未実施群(北部小学校以外の児童)で比較・検討を行いました。結果として、一人平均むし歯数はフッ化物洗口実施群で0.09本(未実施群0.36本)となり、むし歯抑制率が75%と、高いむし歯予防効果が示されています。

一人平均むし歯数

フッ化物洗口実施群 0.09本
フッ化物洗口未実施群 0.36本

むし歯抑制率 75%

問い合わせ

健康福祉部 健康増進課
課長 本間 電話:047-445-1141(内線)727

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総務企画部 秘書広報課 広報広聴室

〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎3階

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ファクス:047-445-1193

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