令和7年2月 市長定例記者会見
更新日:2025年2月18日
日時 令和7年2月18日(火曜日)午後1時30分から
会場 市役所6階 第1委員会室
1 令和6年鎌ケ谷市議会定例会 令和7年3月会議議案について
令和6年鎌ケ谷市議会定例会 令和7年3月会議付議事件一覧
- 議案第1号 令和6年度鎌ケ谷市一般会計補正予算(第7号)
- 議案第2号 刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
- 議案第3号 鎌ケ谷市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
- 議案第4号 鎌ケ谷市職員の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について
- 議案第5号 鎌ケ谷市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について
- 議案第6号 鎌ケ谷市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
- 議案第7号 鎌ケ谷市企業誘致促進条例の一部を改正する条例の制定について
- 議案第8号 鎌ケ谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
- 議案第9号 鎌ケ谷市地域公共交通活性化協議会条例の制定について
- 議案第10号 鎌ケ谷市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
- 議案第11号 令和6年度鎌ケ谷市一般会計補正予算(第8号)
- 議案第12号 令和6年度鎌ケ谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
- 議案第13号 令和6年度鎌ケ谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
- 議案第14号 令和7年度鎌ケ谷市一般会計予算
- 議案第15号 令和7年度鎌ケ谷市国民健康保険特別会計予算
- 議案第16号 令和7年度鎌ケ谷市介護保険特別会計予算
- 議案第17号 令和7年度鎌ケ谷市後期高齢者医療特別会計予算
- 議案第18号 令和7年度鎌ケ谷市下水道事業会計予算
- 議案第19号 総合福祉保健センター分館整備事業請負契約の締結について
- 議案第20号 新鎌ケ谷・北初富地区自転車歩行者専用道路整備工事請負変更契約の締結について
- 議案第21号 権利の放棄について
問い合わせ先
総務企画部 総務課 行政室
電話:047-445-1056
2 令和7年度 鎌ケ谷市当初予算のポイント
「変革」により蓄えた力を未来につなげる予算【変革を、未来につなげる原動力に】
市長公約の着実な遂行
1 緊急に取り組む事業
- 事業1 子育て世代への支援
- 事業2 北千葉道路の整備を見通したまちづくり
2 まちづくりの5つの政策
- 柱1 子育てがしやすいまちづくり
- 柱2 お年寄りや障がいを持っている人が安心して暮らせるまちづくり
- 柱3 災害に強い安全、安心なまちづくり
- 柱4 にぎわいあふれる発展し続けるまち
- 柱5 緑にあふれ、豊かな産業が育つまち
【予算概要】
- 一般会計 432億2,000万円(前年度比2.6%増) 過去最大規模
- 特別会計 226億6,300万円(前年度比2.7%増)
鎌ケ谷市が令和7年度予算で取り組んでいくこと
『今後を見据えたまちづくりや健全な行財政運営に向けて、今までにない「変革」に取り組み、未来への飛躍へ』
1 背景
- 鎌ケ谷市基本構想に掲げる5つの基本目標及び総合基本計画に定める施策のねらい等の達成を意識しながら、効果な事業展開が必要
- 物価の更なる高騰、社会保障費、施設の長寿命化に伴う投資的経費などが増加となる中でも、持続可能な行財政運営の堅持が必要
- 令和6年度当初予算編成のテーマとして掲げた「未来につなげる投資・かまがやの街づくりを加速化」について、今後も推進していく必要がある
2 実行すべきこと
新たな発想や技術を可能な限り取り入れ、今までにない「変革」に取り組み、未来につながる「原動力」を生み出していく=「未来への飛躍」へとつなげていく
3 変革に向けた取組
変革の取組(一例)
- 決算を受けた事務事業の見直し
- 第3次行財政改革推進プランの取組
- 受益者負担の見直し
- 各種計画の見直し
- 財政状況に対する認識の全庁共有
未来へ飛躍する取組(一例)
- 北千葉道路の事業化を見据えた新鎌ケ谷地区周辺を中心とした開発の活性化
- こども・子育て政策の強化
- 能登半島地震や豪雨災害を受けた防災体制の強化
- 魅力ある都市機能の充実
- 社会保障費の財源確保
- 公共施設の長寿命化の促進
- 脱炭素化の推進
- DXの推進
多額の経費を要する事業総額
市税
基金残高(予算編成後)
市債残高
国の令和6年度第1次補正予算(国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策関連)と連動した予算
本市においては、国の令和6年度第1次補正予算等と連動した「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策関連」について、迅速かつ適切な事業執行に取り組んでいくことが重要であるため、令和6年度3月補正予算にて、令和7年度当初予算に計上を予定していた公共事業を前倒しするなど積極的に取り組みます。
令和7年度当初予算から前倒した事業(3月補正予算に計上)
準用河川二和川のバイパス整備の実施【2億7,601万円】
【ポイント】道野辺・馬込沢地区のバイパス整備及び用地取得
浸水被害の軽減を図るため、準用河川二和川(道野辺・馬込沢地区)のバイパス整備工事及び用地購入を行います。
バイパス整備工事の様子
【新規】北千葉道路沿線の地籍調査の実施【2,662万円】
【ポイント】将来の北千葉道路の事業化を見据えた施策
現在未事業化区間となっている市川市から鎌ケ谷市間の約5.5キロメートルの事業化を見据え、北千葉道路沿線土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積の調査を行います。
現在の国道464号(北千葉道路)
「みんなでつくるふるさと鎌ケ谷」をめざして 市長公約の実現
令和3年度から令和8年度までの6年間におけるまちづくりの基本的な方向を定めた「前期基本計画」に基づき、「前期基本計画第1次実施計画(補正版)(令和6年度から令和8年度まで)」を策定し、目標達成に向けた具体的な手段を明確にしています。
基本構想に掲げる5つの基本目標及び総合基本計画に定める施策のねらい等の達成を強く意識し、「今を大切に 未来に希望を」持てる街づくりを実現するため、事業の重点化を図り、次のとおり推進します。
1 緊急に取り組む事業
事業1 子育て世代への支援
1 子ども医療費・高校生等医療費の助成【4億5,255万円】
【ポイント】高校生等医療費についても、現物給付方式により継続実施
子どもに係る医療費の助成について、高校生世代まで通院・入院費を助成します(高校生等は令和5年8月診療分から実施)。
自己負担額の月額上限あり(入院は10日、通院は5回を越えた以降無料)。
高校生等も支援
2 多子世帯の保育料減免 【4,663万円】
【ポイント】第2子は半額、第3子以降は全額免除継続実施
多子世帯の負担軽減を図るため、軽減算定について、所得に関わらず18歳以下の子を対象に変更し、第2子以降の保育料を減免します。
第2子は半額、第3子以降は全額免除となります。
なお、実施にあたっては国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用します。
子育て世帯のサポートを実施
3 小学校1年生の学校給食費無償化【2,956万円】
【ポイント】市内小学校に通学する1年生を対象に継続実施
子育て世帯の経済的負担を軽減するため、市内小学校に通学する1年生の学校給食費を無償とします。
なお、実施にあたっては国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用します。
子育て世代を応援
4 多子世帯への学校給食費の減免【2,769万円】
【ポイント】第3子以降の学校給食費を継続的に無償化
多子世帯の負担軽減を図るため、第3子以降の市内小中学校の学校給食費を無償とします。
なお、実施にあたっては国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用します。
多子世帯を応援
事業2 北千葉道路の整備を見通したまちづくり
5 北千葉道路沿線を含む市街化調整区域の土地利用方針の策定【1,104万円】
【ポイント】将来の北千葉道路の事業化を見据えた施策
現在未事業化区間となっている市川市から鎌ケ谷市間の約5.5キロメートルの事業化を見据え、北千葉道路沿線の土地利用方針の検討を行います。
令和7年度は、令和6年度に引き続き、市街化調整区域における土地利用方針策定のための調査委託を実施します。
現在の国道464号
2 まちづくりの5つの政策
柱1 子育てがしやすいまちづくり
6 民間保育所等の整備【2億1,182万円】
【ポイント】令和8年4月に開園(1か所)予定
待機児童対策として、公募により選定した事業者に対して、整備費の補助を行います。
定員は60名(保育機能部分)の幼保連携型認定こども園で、令和8年4月の開園を予定しています。
なお、令和7年9月には、幼保連携型認定こども園(保育機能90名定員分)が開園予定となっています。
引き続き待機児童ゼロへ
7 【工事着手】総合福祉保健センター分館の整備【9,629万円】
【ポイント】子育て関連部署の相談体制の強化
相談窓口や執務スペースの適正な確保のため、新たな施設(分館)を整備し、子育て関連部署を移転、窓口体制等の充実を図ります。
なお、開設は令和9年5月を予定しています。
分館完成イメージ図
8 【拡充】学校給食用賄材料費の公費補填の実施【7,580万円】
【ポイント】保護者の給食費負担軽減を拡充
近年、消費税の引き上げや食材費の値上げの影響を受けている状況の中、保護者の負担に配慮し、学校給食費は据え置きつつ、安定的に魅力ある学校給食を提供するため、1食あたり、小学校は45円、中学校は79円を公費で補填します。
なお、令和6年度当初予算では、1食あたり、小学校は25円、中学校は59円の補填で計上しており、さらに拡充を図ります。
また、保育園給食の公費補填も実施します。【455万円】
引き続き魅力ある学校給食を提供
9 【新規】校内教育支援センター支援員の配置【1,209万円】
【ポイント】不登校児童への対応として、市内全小・中学校に配置
不登校の児童・生徒に対応するため、校内教育支援センターを市内の全ての小・中学校に設置します。
市内全小・中学校に設置
10 【新規】市制記念公園水遊び場の休憩施設及び駐輪場整備の実施【619万円】
【ポイント】子育て環境の充実、市民の声を体現
令和6年度に開設した市制記念公園の水遊び場について、利用者の方の意見等を踏まえ、ベンチ及び日除けの増設と駐輪場の整備を行います。
市制記念公園水遊び場
11 【新規】乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)の実施【350万円】
【ポイント】未就園児の成長をサポート
保護者の就労有無や理由を問わず、生後6か月から2歳の未就園児が、保育施設を時間単位で利用することができ、集団生活を通じてこどもの成長を促すことを目的に実施します。
なお、令和7年10月から利用開始予定(道野辺保育園)としています。
こどもの健やかな成長を支援
12【新規】こども家庭センターの設置
【ポイント】母子保健と児童福祉の一体的サポートで子育て家庭を応援
令和7年4月1日から「鎌ケ谷市こども家庭センター」を設置し、妊産婦や子育て家庭の支援を行います。また、家事や育児に負担や不安を抱えた家庭を訪問し、家事や育児を行う「子育て世帯訪問支援事業(306万円)」やこどもの発達に合わせた関わり方を学ぶ「親子関係形成支援事業(27万円)」などを開始し、子育て家庭の支援を強化します。
一体的サポートで子育て支援
柱2 お年寄りや障がいを持っている人が安心して暮らせるまちづくり
13 【新規】第10期高齢者保健福祉計画等の策定【810万円】
【ポイント】2か年にかけて計画策定
老人福祉法及び介護保険法に基づき、要介護高齢者等に対するサービス目標量や整備方針等を定める高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定について、令和9年度から令和11年度までの第10期計画を2か年にかけて策定します。
なお、令和7年度については、計画策定に向けた市民実態調査(アンケート)を実施します。
第9期計画
14 【新規】病院前救護所の整備【342万円】
【ポイント】市内2病院へ整備し、災害時の医療体制確保
災害発生後の急性期から市民の方の生命を守る医療活動を実施するため、2か所の病院前(東邦鎌谷病院、鎌ケ谷総合病院)に救護所を設置する際に必要な備品(蓄電池や簡易テント等)を購入して、災害時の医療体制を確保します。
災害対応時に必要な備品を整備
15 新型コロナウイルスワクチン接種の実施【7,322万円】
【ポイント】定期接種化に伴い、継続実施
令和6年10月から定期接種を開始していますが、引き続き感染予防の観点から予防接種を継続します。
なお、令和6年度は自己負担額を2,100円としていましたが、国からの補助が未定となっている等から、令和7年度は自己負担額を4,600円(予定)としています。
ワクチン接種を継続実施
16 運転免許自主返納者や障がい者付添い人に対するコミュニティバスの利用支援【170万円】
【ポイント】コミュニティバスの負担軽減を継続
運転免許を自主返納された方や障がい者の付添い人の方に対して、利用者負担を100円から50円に減免するとともに、事業に協力いただく運行事業者に対し、利用者数に応じた運賃補助を実施します。
コミュニティバス
柱3 災害に強い安全、安心なまちづくり
17 避難所公共施設への空調設備の設置・改修【7億1,079万円】
【ポイント】空調整備を段階的に推進
夏季における暑さ対策や避難所となる際の環境改善や機能強化を目的として、次のとおり公共施設の空調設備改修を実施します。
- 小・中学校体育館空調設備改修工事及び実施設計(6校分)【4億1,959万円】
- 市民体育館空調設備改修工事【2億9,120万円】
なお、いずれも充当率100%・交付税措置70%の地方債(緊急防災・減災事業債)を活用しながら、小・中学校体育館の空調整備は令和10年度まで、市民体育館の空調整備は令和7年度までを事業期間として、段階的に推進していく予定です。
令和6年度に整備した鎌ケ谷小学校体育館
18 【一部新規】道路維持・補修の実施【1億2,645万円】
【ポイント】新たに市道4709号線の舗装工事を実施
市道や道路排水施設の適正な維持管理を行うため、道路パトロールや除草・清掃等を行い、必要な維持工事を行います。
なお、道路状況の改善を図るため、令和7年度は市道4709号線舗装工事等を実施します。
市道4709号線
19 【新規】消防ポンプ自動車2台の更新【9,245万円】
【ポイント】消防署及び消防団の消防ポンプ自動車の更新
車車両の老朽化を解消し、良好な機能を維持するため、消防ポンプ自動車2台を更新します。
なお、令和7年度は、くぬぎ山消防署及び第6分団(粟野佐津間地区)の消防ポンプ自動車の更新を行います。
消防ポンプ自動車を更新
20 【新規】防犯カメラの設置及び補助金の交付【1,020万円】
【ポイント】防犯対策の充実
現在設置済み(17台稼働中)の新鎌ケ谷駅を除く各駅周辺等に4台設置するほか、児童の見守りとして通学路に2台、市が管理する防犯カメラを設置します。
また、自主防犯団体(自治会や商店街等)が防犯カメラを設置する費用に対して補助します。
なお、平成23年度から実施している夜間防犯パトロールについては、防犯カメラ設置を強化させることもあり、廃止とします。【効果額1,231万円】
市内に設置している防犯カメラ
21 【新規】ハザードマップの更新【291万円】
【ポイント】危機管理体制、防災対策の強化
現在紙媒体で配布しているハザードマップについて、千葉県が土砂災害警戒区域等を追加指定することに伴い、ハザードマップを更新するもので、WEB版を作成します。
WEB版を作成
柱4 にぎわいあふれる発展し続けるまち
22 北初富駅周辺の整備(駅前広場等の整備に向けた用地購入等【3億4,760万円】
【ポイント】令和8年度に事業完了予定を実施
市民の日常生活に身近な商業等のサービス機能の充実を目指す北初富駅周辺地区において、駅前広場、アクセス道路及び浸水対策のための雨水流出抑制施設の整備に向けた用地購入や整備に向けた測量及び実施設計を実施します。
現在の北初富駅
柱5 緑にあふれ、豊かな産業が育つまち
23 【新規】貝柄山公園トイレ改修の実施【6,342万円】
【ポイント】快適な公園環境の創出
老朽化が進み、子育て世代や高齢者が利用しづらい環境であることから、貝柄山公園内の北口トイレについて、改修工事を行います。
貝柄山公園
24 (仮称)緑道整備の実施【2億5,505万円】
【ポイント】(仮称)緑道の整備を継続
新鎌ケ谷駅周辺地区と北初富駅周辺地区を結ぶ東京10号線延伸新線跡地に、(仮称)緑道を整備します。
令和7年度は街区公園の整備工事を行います。
なお、太陽光及び風力発電による独立電源を導入し、脱炭素化の推進を併せて行います。
公園イメージ図
25 商工業振興補助金の交付【2,454万円】
【ポイント】街路灯撤去費の補助率を引上げを継続
地域における商工業の総合的な振興発達を図るため、商工会や各商店会等対して商工業振興補助金を交付します。
なお、街路灯の撤去及びLED化を促進するため、撤去費の補助率を引き続き3分の1から4分の3へ引き上げ、令和7年度は、3商店会に補助金を交付します。
商店会の活動を支援
26 北海道日本ハムファイターズとの連携【652万円】
【ポイント】交流事業の継続実施
北海道日本ハムファイターズの選手等を講師として迎え、児童生徒を対象とした野球教室や軽スポーツ教室を実施するとともに、ファイターズ鎌ケ谷スタジアムにおけるイベント等を通じて選手との交流の機会を設けます。
変革に向けた取組
令和7年度当初予算は、予算編成方針の策定段階で5億円の財源不足が生じるといった厳しいものとなりました。このような状況を乗り越えるため、今までにない「変革」に取り組み、予算編成を通じて、未来につなげる「原動力」を生み出すことをテーマに、予算編成に取り組みました。
27 【新規】国民健康保険料の改定【効果額2億1,409万円】
【ポイント】近隣市平均並みに引き上げ
本市の令和5年度決算において、一般会計から赤字繰入を行ったこと、被保険者一人あたりの年間保険料が近隣市と比較し低額であること等から、年間約1万2千円の引き上げを行い、近隣市平均並みの保険料とします。
なお、千葉県が示す本市の標準保険料と乖離していることから、継続的な保険料の見直しについて、引き続き検討していきます。
28 【新規】職員の地域手当の支給割合等の見直し【効果額8,000万円】
【ポイント】支給割合を現行の7.5%から6.0%へ
地域手当の支給地域単位の広域化に伴い、現行の地域手当の支給割合となる7.5%から6.0%へ引き下げを行います。
29 【新規】令和7年度予算編成をテーマとした車座集会等の実施【全6回、86名が出席】
【ポイント】財政状況に対する認識の全庁共有
財政状況の認識を共有するとともに、予算編成にあたって効果的な提案を取り入れるため、係長相当職を対象とした会議(車座集会)を実施するとともに、全職員から職員提案を実施しました。
脱炭素化の推進
国においては、GX(グリーントランスフォーメーション)への投資として、脱炭素化社会の実現に向けた取組を加速することとしています。
本市は、令和5年11月30日に、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする脱炭素化社会を目指す「鎌ケ谷市ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。
これは、将来の世代が安全・安心に暮らすことができる環境を引き継いでいくため、市民・事業者・行政が一体となって、脱炭素社会の実現を目指すものです。
なお、令和7年度は主に次のとおり公共施設への太陽光パネルの設置やLED照明への切り替え、市民への補助制度などに取り組み、脱炭素化をさらに推進します。
30 【新規】総合福祉保健センターLED照明改修工事の実施【1億1,902万円】
【ポイント】公共施設の照明を順次LED化
「市庁舎等の公共施設のLED化に係る基本方針」に基づき、総合福祉保健センター内の照明のLED化を行います。
なお、このほか、小・中学校、市民体育館や図書館、粟野保育園や市営住宅、北部公民館、公園照明灯において、LED照明改修工事等を行います。
市庁舎は令和6年度にLED化
31 【新規】庁用車電気自動車(EV車)の導入 【60万円】
【ポイント】環境保全の推進
老朽化した庁用車について、公用車更新基準により計画的に更新するものですが、脱炭素化の取組として、EV車をリースにより1台導入します。
32 公共施設の屋根貸し(PPA方式)による太陽光発電設備等の設置
【ポイント】太陽光発電設備設置工事を継続
PPA方式は、事業者が太陽光発電システムを施設の屋上等に設置し、発電した電気を施設に提供する方式で、施設側は電気料を事業者に支払います。太陽光発電システムの設置費用や保守費用は、事業者が負担します。
本市においては、事業者と協定書を締結し、災害時の避難施設等に位置づけた28施設を対象施設として想定し、事業者による工事を、令和5年12月から順次開始しています。
なお、令和7年度は、10施設への設置を予定しています。
市役所に設置した太陽光発電設備
デジタル化の推進
国の自治体情報システムの標準化に対応するとともに、行政サービスにデジタル技術を導入し、市民の利便性の向上と業務の効率化を図るとともに、デジタル化に合わせて制度や組織のあり方を変革していくデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進します。デジタル化に取り組み、その活用を通して、人材育成や組織の変容を目指します。
33 【新規】汎用ノーコード・データベースの導入【522万円】
【ポイント】業務の効率化
高度なIT知識を必要とせず、行政情報を処理するための業務システムの構築・運用、業務横断的な行政情報の活用を容易にするため、導入します。
令和7年度は、3課3業務のシステムを構築しています。
34 【新規】介護保険認定審査会におけるペーパーレス会議の導入【297万円】
【ポイント】資料印刷、郵送料等の減
要介護認定の判定時に開催する介護認定審査会にあたり、各委員に対してタブレット端末を貸与し、審査会を実施します。
35 【新規】公立保育園窓口におけるキャッシュレス決済の導入【237万円】
【ポイント】市民の利便性向上
一時預かり事業及びこども誰でも通園制度事業の利用者負担額の支払いにあたり、キャッシュレス決済を導入します。
なお、令和7年7月から公立保育園3園で利用開始予定としています。
問い合わせ
総務企画部 企画財政課 財政室
電話:047-445-1079
3 有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について
1 これまでの取り組みについて
これまで計5回にわたり221カ所の井戸でPFOS・PFOAの調査を実施し、そのうち72カ所で暫定指針値を超過する値が検出されました。
このため、市では、飲用水を確保するための対応策として、給水場所の設置、浄水器やウォーターサーバーに係る費用への助成などを行ってきました。また、血液検査に関する助成も令和6年9月から設けておりましたが、令和6年12月からは流山市の医療機関においても血液検査の実施を受諾していただけることになり、すでに9人の方が検査を受けられています。
原因究明への取り組みとして、井戸の諸元調査を実施していますが、汚染源の特定には更なる諸元調査の実施や観測井の設置、ボーリング調査が必要で、相当な期間を要するものと考えており、引き続き千葉県や近隣市と連携して進めてまいります。
2 上水道敷設に関する住民説明会について
令和7年1月26日(日曜日)、軽井沢地区に住んでいる方及び地区内の事業所の方を対象とした住民説明会を、鎌ケ谷市学校給食センター会議室において、市長・副市長並びに千葉県企業局の参加の下で開催し、67名の方に参加いただきました。
令和6年8月に実施したアンケート調査では、回答いただいた約130件のうち111件の方が上水道の敷設を希望していた一方、費用面に不安を感じている方が多数おられることが分かりました。こうした点を踏まえ、千葉県企業局からは上水道未普及世帯への配水管敷設工事に対する負担軽減措置制度や工事完了までの期間などについて説明がありました。市からは、個別訪問やアンケートによる意向調査を実施することや、住民の方の負担を軽減できる施策を実施できるよう検討していることを報告しました。
今後も、住民に寄り添った対応に努めてまいります。
問い合わせ
市民生活部 環境課
電話:047-445-1229
4 鎌ケ谷市パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度を導入します
市では、性自認や性的指向にかかわらず誰もが平等に尊重され、自分らしさを発揮し活躍できる地域づくりを更に推進するため、パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度を導入します。
1 制度の概要
(1)定義
本制度は、パートナーシップを「同性、異性を問わず、互いを人生のパートナーとし、家族として対等な立場で、相互に責任をもって協力すると約束した二人の関係」と定義し、その関係の届け出ができる制度です。また、三親等以内の親族がいる場合に、家族として生活する関係をファミリーシップとして届け出ることも可能です。
(2)届出証明書や届出証明カードの交付
届け出をした方に対し、「パートナーシップ・ファミリーシップ届出証明書」や「パートナーシップ・ファミリーシップ届出証明カード」を交付します。これは家族として生活する関係を証明するもので、法的な効力(婚姻や親族関係の形成、相続、税金の控除等)が生じるものではありませんが、届け出を市が尊重し、応援するものです。
2 施行日
令和7年4月1日(火曜日)
3 期待される効果の例と利用可能となる行政サービス
(1)民間事業者へ期待される効果の例
病院での付き添いや面会、手術の同意、生命保険の受取人への指定、住居の賃貸契約における同居の理解等、家族を対象とした福利厚生の利用が可能となること等が期待されます。
(2)利用可能となる行政サービス等
届出証明書又は証明カードの提示により、次の行政サービス等が利用可能となります。なお、制度やサービスごとに所定の要件があります。
ア 住民票の続柄を「縁故者」に変更が可能です
イ 犯罪被害者等見舞金(遺族見舞金)の申請ができます
ウ 市営住宅の申込みができます
エ 被災証明書を委任状不要で発行できます
4 他の自治体との連携
県内の自治体間で締結している「パートナーシップ・ファミリーシップ制度に係る都市間連携に関する協定」及び全国の連携ネットワークである「パートナーシップ制度自治体間連携ネットワーク」について、令和7年4月1日付で締結する予定です。
(1)締結によって可能となること
協定締結中またはネットワーク加入中の自治体に転居する場合、転出先の自治体へ婚姻をしていない者であることを証明する書類(戸籍全部事項証明書等)の提出を省略できるほか、転出元の自治体での手続きが不要となります。
5 今後の対応
(1)周知啓発
施策の活用や、市民及び民間事業者への周知啓発のため、令和7年3月に市広報紙及び市ホームページへ掲載し、制度について説明した「鎌ケ谷市パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度ガイドブック」を公開します。
(2)市職員向けガイドラインの作成
市職員として備えるべき基礎的な知識や、業務における心構え等を掲載した「鎌ケ谷市性の多様性を尊重するためのガイドライン」を作成します。これは市職員や教職員を対象としたものですが、民間企業でも参考にしていただくことを想定し、制度の開始に合わせて市ホームページへ掲載する予定です。
問い合わせ
市民生活部 市民活動推進課 男女共同参画室
電話:047-445-1277
5 街頭の防犯カメラの設置を推進します
令和7年度に、街頭の防犯カメラを4台、子ども見守りカメラを2台増設します。また、自治会や商店会等の自主防犯団体への防犯カメラ設置費補助金を充実します。
1 防犯カメラ設置の経緯
市の街頭における防犯カメラは、平成23年度に千葉県が指定した「ひったくり対策重点区域」の5地区および新鎌ケ谷駅周辺に17台、平成29年度に小学生や中学生の登下校時の安全確保を目的として、周辺に民家や店舗等がない通学路に教育委員会で子ども見守りカメラを17台、合計34台設置しております。
また、自主防犯団体に対し、平成30年度から防犯カメラ設置費補助金の交付を開始し、これまで合計15台が設置されています。
昨年8月以降に関東地方で強盗事件が多発し、10月には市内でも住居侵入事件が発生しました。これらの事件を契機として、市民からは、さらなる防犯カメラの設置について要望が寄せられており、街頭の防犯カメラの設置を推進します。
2 令和7年度当初予算案計上額(台数)及び設置予定箇所
(1)防犯カメラ
520万円(4台)
現在設置済みの新鎌ケ谷駅を除く各駅周辺に設置
(2)子ども見守りカメラ
260万円(2台)
学校や関係機関等と調整して通学路に設置
3 防犯カメラ設置費補助金の充実
自主防犯団体への防犯カメラ設置費補助金は、これまで防犯カメラ1台につき30万円を上限としていましたが、新たに防犯カメラを設置する場合は40万円を上限とし、240万円(6台)を予算案として計上します。
問い合わせ
防犯カメラ、防犯カメラ設置費補助金について
市民生活部 安全対策課
電話:047-445-1285
子ども見守りカメラについて
生涯学習部 学校教育課 学務保健室
電話:047-445-1501
6 総合福祉保健センター分館整備事業について
総合福祉保健センターの相談窓口や執務スペースの適正な確保とともに、市民サービスの向上を図るため、新たに総合福祉保健センターの分館を整備し、一部の所属所(子育て関連部署)を移転するものです。
分館整備に当たっては、工期短縮、コスト削減及び施設の質の向上などを図るため、デザインビルド方式(設計施行一括発注方式)により実施します。
施設概要について
(1)構造規模
鉄骨造2階建
(2)延床面積
約800平方メートル
(3)建築面積
約400平方メートル
(4)整備予定地
(5)その他
レイアウトや工事内容について詳しくは、基本設計・実施設計において決定していきます。
2 契約候補者の選定について
事業者の選定は、契約金額のほか、業務実績、専門性、技術力、企画力、創造性などを勘案し、総合的な見地から最適な事業者と契約を締結する必要があることから、公募型プロポーザル方式により次のとおり選定しております。
なお、3月会議において契約締結の議案を上程し、承認をいただきました後、契約を締結し事業に着手していきます。
(1)契約候補者
千葉県千葉市中央区弁天一丁目5番1号
大和リース株式会社 千葉支店
(2)契約の金額
633,524,300円
3 今後のスケジュール
令和7年3月 契約締結(議会の議決後)
令和7年4月 事業着手
令和9年3月 竣工
令和9年5月 運用開始
問い合わせ先
健康福祉部 社会福祉課
電話:047-445-1286
7 鎌ケ谷市シェアサイクル事業の導入について
市内の回遊性向上や近隣自治体との往来の利便性向上に寄与する、新たな移動手段としてシェアサイクルの導入を目指し、シェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を運営するOpenStreet株式会社及びシェアサイクルの運営を担うモビリティプラットフォーム株式会社との三者協定の締結に向けて、協議を進めております。
1 概要
(1)提供開始日
令和7年4月上旬(予定)
(2)主な設置場所
市庁舎、公民館、公園などの公共施設
(3)設置車両
電動アシスト自転車
(4)利用料金
利用開始30分
160円
以降15分ごと
160円
12時間まで
2,500円
【備考】令和7年4月の料金改定後の金額
(5)利用方法
アプリ上で
- 会員登録
- 自転車の予約
- 利用・返却
2 その他
「HELLO CYCLING」は、本市に隣接する市川市、船橋市、松戸市、柏市にシェアサイクルステーションを設置しており、相互利用が可能です。
市と事業者の間で協定を締結後、3月頃からシェアサイクルステーションを随時設置していき、4月上旬からのサービス開始を目指します。
また、サービス開始時にはオープニングセレモニーを開催する予定です。
詳細につきましては、改めて報道発表させていただきます。「HELLO CYCLING」のパンフレットは、こちらからご覧ください(PDF:18,497KB)
問い合わせ先
都市建設部 都市計画課 都市政策室
電話:047-445-1422
8 「新鎌ケ谷駅周辺地区市有地活用」の事業予定者の決定について
1 事業の趣旨およびプロポーザルの実施について
市が所有する2カ所の土地につきましては、広域交流拠点である新鎌ケ谷駅前に位置するとともに、駅に隣接した商業地域で駅前広場や駅前通りに面するなど、貴重かつ重要な土地となっています。
このため、市では本土地の立地性を活かして「にぎわいの創設」や「税収の増加」、「昼間人口の増加」など当該地に相応しい土地活用となるよう、施設の誘致や誘導を図るため、民間事業者から柔軟な発想および豊富な経験を活かした事業の提案を公募型プロポーザルで募集していましたが、この度事業予定者が決定いたしました。
2 土地の概要
位置図・イメージ図は、こちらをご覧ください(PDF:1,305KB)
- 【区画1】新鎌ケ谷2丁目9番7号から9号まで 1,904.87平方メートル(交番裏の土地)
- 【区画2】新鎌ケ谷2丁目12番15号から17号まで 557.54平方メートル
(イオン北側と新京成線の高架橋の南側に位置している土地)
3 事業予定者等
事業予定者
グループの名称
京成電鉄株式会社・日本コープ共済生活協同組合連合会共同企業体
代表企業
京成電鉄株式会社
提案概要(主な施設)
区画1
【事務施設】
延床面積 約6,600平方メートル
地上6階
1階エントランス、市民の利便性に資するスペース
2階から6階は業務施設
【備考】業務施設には日本コープ共済生活協同組合連合会が中核拠点として自社利用し、約700名が就業予定。
区画2
【事務施設・商業施設】
延床面積約2,200平方メートル
地上6階
1、2階は飲食店を含むオフィス
【備考】飲食店およびオフィスとして複数テナントが入居予定。
提案価格(土地譲渡代金)
区画1
644,914,692円(予定価格)同額
区画2
156,925,208円(予定価格)同額
開業予定
区画1
令和11年度
区画2
令和10年度
【備考】施設等は、現時点での予定であり変更となる場合があります。
計画提案についての問い合わせ先
京成電鉄株式会社 開発本部 沿線開発担当
電話:047-712-7029
4 審査の経過
令和6年11月15日(金曜日)募集要項等の公表
令和7年1月20日(月曜日)から1月31日(金曜日)申込書等の提出
令和7年2月5日(水曜日)参加資格要件確認結果通知
令和7年2月10日(月曜日)選定委員会開催
令和7年2月17日(月曜日)事業予定者の決定
5 新鎌ケ谷駅周辺地区市有地活用の売却等に係る優先交渉権者選定委員会
委員 | 区分 | 氏名(役職) |
---|---|---|
委員 | 学識経験者 | 高野 泰匡(一般財団法人日本立地センター 参与) |
副委員長 | 学識経験者 | 轟 朝幸(日本大学理工学部 学部長) |
委員 | 市職員 | 狩谷 昭夫(鎌ケ谷市総務企画部長) |
青木 真也(鎌ケ谷市市民生活部長) | ||
小笠原 直樹(鎌ケ谷市健康福祉部長) | ||
葛山 順一(鎌ケ谷市都市建設部長)【注釈】「葛」の下の部分は「ヒ」と表記 | ||
大塚 潤一(鎌ケ谷市生涯学習部長) |
問い合わせ
鎌ケ谷市 都市建設部 都市計画課 まちづくり室
電話:047-445-1433
9 公共下水道の主要幹線の緊急点検について
令和7年1月28日に埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故は、下水道管の破損に起因すると考えられ、下水道の使用自粛を呼びかけるなど大きな影響が発生しています。そこで、本市では、公共下水道(汚水)の主要幹線について緊急点検を実施しました。
1 点検の概要
鉄筋コンクリート製の管が埋設されている道路で、舗装の状態やマンホール内を職員が目視により確認しました。道路の陥没やマンホール内の土砂の堆積などは確認されませんでした。
対象管渠
鉄筋コンクリート製の管渠(市により敷設したもの)
管の大きさ
直径200ミリメートルから1000ミリメートルまで
点検延長
約16キロメートル
点検日
令和7年1月31日(金曜日)および2月3日(月曜日)
その他
本市で初めて公共下水道を供用開始したのは昭和59年であり、供用年数は41年となります。
2 今後について
公共下水道管の点検調査については、緊急点検のほか、定期的に調査を行うとともに、点検により施設に異常を発見した場合は、適切な処置を実施してまいります。
問い合わせ
都市建設部 下水道課
電話:047-445-1486
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問い合わせ
総務企画部 秘書広報課 広報広聴室
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎3階
電話:047-445-1088
ファクス:047-445-1193
