常設展示のご案内
更新日:2018年6月25日
鎌ケ谷市内に残されている考古・歴史・民俗などの資料を中心に、原始・古代から現代までを4つのコーナーで構成し、展示しております。
土にきざまれた鎌ケ谷(原始から中世)
今から、23,000年前の旧石器時代の東林跡遺跡から出土した石器や縄文時代の代表的な遺跡(根郷貝塚・中沢貝塚など)から出土した土器・石器を中心に展示しており、特に根郷貝塚の人骨は県内でも重要な資料です。また、平安時代初期の特殊な性格をもった双賀辺田遺跡から見つかった遺物と復元住居を展示しています。その他、中世の板碑・蔵骨器なども展示しています。
牧と鎌ケ谷宿(近世)
江戸時代の鎌ケ谷のようすを知ることができる「検地帳」や村絵図、渡辺崋山画の「四州真景図」の写真パネルなど、江戸と利根川を結ぶ木下街道の宿場として栄えた鎌ケ谷宿関係資料を展示しています。また、江戸時代の市域には、江戸幕府直営の小金中野牧(右図:小金牧大絵図)が広がっていました。その頃の古文書なども展示しています。
新しい時代の胎動(近代・現代)
時代が江戸から明治に変わるとき、日本全国を二分する戊辰戦争が勃発し、市域の人々もその渦中に巻き込まれました。佐津間出身の志士渋谷総司の赤報隊事件や、市川・船橋戦争などの幕末・維新期の資料を展示しています。また、中野牧を開墾した初富村の人々の苦労を伝える「開墾絵馬」(右図:養殖大絵馬)や政治・社会制度の改革などの資料を展示しています。その他、明治時代から第二次世界大戦直後頃までの教科書や鎌ケ谷の交通・運輸に関係の深い東武鉄道・新京成電鉄など鉄道係資料も展示しています。
鎌ケ谷の民俗
明治から昭和にかけての生活の場で使用された長火鉢・柳行李などの生活用品(右図)、食器や貯蔵具などの民具を展示しています。また、市内でかつて行われていた米作りの概要がわかるように、農具・写真パネルなども展示しています。
問い合わせ
生涯学習部 文化・スポーツ課 郷土資料館
〒273-0124 千葉県鎌ケ谷市中央一丁目8番31号
電話:047-445-1030
ファクス:047-443-4502