更新日:2025年4月8日
鎌ケ谷市が長年にわたり北海道河東郡士幌町(かとうぐんしほろちょう)と実施している士幌町交流事業をご紹介します。
士幌町交流事業は、鎌ケ谷市の児童、生徒が北海道河東郡士幌町を訪問する「士幌町訪問」事業と士幌町立上居辺(かみおりべ)小学校児童が鎌ケ谷市を訪問する「鎌ケ谷市訪問」事業を隔年で行っています。
令和2年度から令和4年度の3年間は新型コロナウイルス感染症の影響により交流を中止しておりましたが、令和5年度から再開し、令和6年度は8月に「士幌町訪問」事業を実施しました。
「士幌町訪問」事業では、市内在住の小学5年生から中学3年生を対象に15名程度が参加しています。鎌ケ谷市では経験しがたい広大な大地での農業体験や現地の方との交流を通して、広い視野と社会性を養い、併せて自分の住む町を見つめなおすことで、ふるさと意識を持つことを目的としています。鎌ケ谷に戻るころには、一回り成長した姿になりとても感慨深いものがあります。興味のある方はぜひご参加ください。
「鎌ケ谷市訪問」事業では、士幌町立上居辺(かみおりべ)小学校高学年児童が当市を訪問します。当市の子ども達と交流を深めることにより社会性を養うとともに、さまざまな体験を通して豊かな人間性を培い広い視野を持ち、ふるさと意識の醸成を図ることを目的としています。
令和5年度は11月に2泊3日の行程で上居辺(かみおりべ)小学校の5年生、6年生児童が本市を訪れました。本市との交流は2日間行い、1日目は市長、教育長表敬訪問、南部小学校交流、市内企業見学を行いました。南部小学校では、児童自らが企画した歓迎会やレクリエーションを通してお互いの地域のことを知り、心の距離が縮まるような心温まる交流の場となりました。午後には、新京成電鉄株式会社車両基地やファイターズ鎌ケ谷スタジアムを訪問し、普段見ることのできない施設を見学するなどして、充実した1日となりました。2日目は、8月に上居辺(かみおりべ)小学校を訪問した児童・生徒とともに施設見学を行い、より一層交流を深めました。
南部小学校交流の様子
市長、教育長表敬訪問の様子
新京成電鉄株式会社の車両基地見学の様子
ファイターズ鎌ケ谷スタジアム場内見学の様子
令和6年度は8月に2泊3日の行程で鎌ケ谷市の小中学生が北海道河東郡士幌町を訪問しました。1日目は、士幌町教育委員会表敬訪問、士幌町立上居辺(かみおりべ)小学校交流会を行いました。交流会では、お互いの自己紹介をした後、夕食を一緒に食べて交流を深めました。2日目は、酪農体験、じゃがいもの貯蔵庫見学、よつ葉乳業見学を行いました。初めての牛の世話に戸惑いながらも楽しそうに活動しており、鎌ケ谷市では感じられない体験をできました。3日目は、上居辺(かみおりべ)小学校にてじゃがいもほり体験、トラクター見学を行いました。初めてじゃがいもを掘る児童、生徒がほとんどで、土だらけになりながらも仲間と協力し合い、思う存分楽しんでいました。2泊3日と短い期間でしたが、食に関わる様々な体験を通じて農業、食事へのありがたみを感じられる貴重な機会となりました。最後に3日間一緒に過ごした上居辺(かみおりべ)小学校の皆さんに感謝をお伝えし、お別れしました。
上居辺小学校対面式の様子
酪農体験の様子
じゃがいも堀りの様子
トラクター見学
士幌町は北海道十勝地方の北部に位置する農畜産業のまちです。
その特徴は「牛とじゃがいも」。
総面積の約60%が農用地で見渡せば一面の畑があり、人口6,000人に対して牛80,000頭と町民よりも牛が多くいます。
見ても、食べても魅力を感じられる、自然の恵みがたくさん詰まったまちです。
https://www.facebook.com/shihorotown(外部サイト)
(広報しほろ2023年9月より抜粋)
「上居辺(かみおりべ)小学校と鎌ケ谷市の小中学生との間で双方の土地を訪問し、士幌町と鎌ケ谷市を繋ぐ大切な事業となっています」
なお、両事業は実行委員会形式で運営を行っており、学校関係者、地域関係者のご協力のもと実施しております。