地震
更新日:2024年7月24日
地震のメカ二ズム・プレート型と活断層型について
地球の地表は、地域ごとに巨大な岩盤で形成されプレートと呼ばれています。プレートは地球の核であるマントルの上に浮いている状態で常に動いています。
プレートがぶつかり合ったとき海側のプレートが陸側のプレートの下にもぐり込もうとし、陸側のプレートも一緒に引き込まれるためゆがみが生じ、ゆがみが限界まで達すると今度は元に戻ろうと反発しはね上がります。このショックが地震です。
日本列島付近には、ユーラシアプレート・北米プレート・太平洋プレート・フィリピンプレートと4つのプレートがあります。最近発生した地震では、北海道東方沖地震・三陸はるか沖地震などがあります。
地震の原因のもう一つに活断層があります。活断層は、プレートの押し合いによつて日本列島の地盤に断層(亀裂)が生じます。この断層の中で過去200万年ほどの間に活動した形跡のあるものを活断層と呼んでいます。
活断層は、周囲からの動きによって縦や横にずれてひずみをためていて、このひずみに耐えられなくなったとき運動を起こします。この運動が地震となります。
活断層による地震は、プレート型地震と比べ規模は小さいものの、震源が内陸であり震源が浅いこともあり直下型地震となり、被害の規模が大きくなる可能性が高くなります。阪神・淡路大震災もこの活断層型地震でした。
現在、活断層は全国で約1,500カ所ほどで確認されていて、いつどこで地震が発生しても不思議ではありません。
なお、鎌ケ谷市付近では活断層は発見されていません。
地震はいつ起きるかわかりません。ふだんからの備えを十分にしておきましょう。
火災を出さないために
- 消火器を備え付け、ストーブは耐震自動消火装置の付いたものを使う
- ガス台やストーブの近くに燃えやすいものを置かない
- プロパンガスのボンベは倒れないように鎖などで固定する
けがをしないために
- 家具などは転倒防止用の金具などで固定する
- 危険なものは高いところに置かない
- 屋根がわら、ブロック塀、看板などを定期的に点検する
その他の安全対策
- 避難場所を確認し、家族で待ち合わせる場所を決めておく
- 地域や市が行う防災訓練や避難訓練には、積極的に参加する
- 非常用持出品をまとめておき、定期的に点検をする
非常用持出品の例
水、米、缶詰、固形燃料、マッチ、ラジオ、懐中電灯、医薬品、下着など
大地震が発生すると、火災の同時多発、道路の亀裂、水道管やガス管の破損などの悪条件が重なります。この結果、消防や救護・救出活動、防災関係機関の応急活動が分散、阻害され十分な機能を果たせなくなることが予想されます。
このようなとき、何よりも住民の自主的な防災活動が必要不可欠になります。
「私たちのまちは自らの手で守る」この基本的な考え方に立ち、地域一体となった防災組織が「自主防災組織」です。
市では、自主防災組織の結成に際して消火器などの資機材を援助しており、現在では多数の団体が結成されていますが、今後もさらに結成を促進していく予定です。
大地震では、建物の倒壊という直接的な被害に加え、地震に伴う火災やパニックも心配です。
そこでグラッときたら、次の点に注意しながら、慎重に行動しましょう。
家にいたら
- まず我が身の安全を守る
- すばやく火の始末
- 火が出たらおちついて消火
- 戸をあけて出口を確保
- あわてて外へ飛び出すのは危険
- 2階は1階より安全
- 狭い路地、塀ぎわ、崖地に近寄らない
- 隣近所協力し合って消火と応急援護
- 正しい情報を得て、デマにまどわされない
路上にいたら
- 手荷物、コートなどで頭を保護し、安全な場所へ避難する
- 車を運転しているときは、急停車は禁物。緊急車両が通れるように左側に停車し、様子をみる
デパートなどの中にいたら
- 出口に殺到するのは危険。係員の指示に従う
防災行政無線などにより、避難勧告や避難命令が出されたときは、次のことに注意し落ちついて行動しましょう。
- 火の始末を確実にする
- 持ち物は最小限にし、背負って徒歩で
- 狭い路地、塀ぎわや崖地のそばは歩かない
- 落下物や切れた電線に注意する
- 正しい情報をつかみ、デマにまどわされない
- 市や警察、消防職員、自主防災組織などの誘導があるときはこれに従い、自分勝手な行動をとらない
問い合わせ
市民生活部 安全対策課 防災係
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎1階
電話:047-445-1278
ファクス:047-445-1400