平成31年2月 市長定例記者会見
更新日:2019年2月20日
期日:平成31年2月20日(水曜日)
時間:午前10時から
会場:総合福祉保健センター4階会議室
1 平成31年度 鎌ケ谷市当初予算のポイント
市長公約 3つの柱
柱1 未来に向けてさらなる発展につなげる街づくり
新京成線の高架化が平成31年度中に完成 など
柱2 すべての市民が暮らしやすさを実感できる街づくり
今まで市内で唯一、児童センターのなかった東部地区に新たな児童センター開設へ着手 など
柱3 産業が盛んで文化・スポーツ・緑を楽しめる街づくり
陸上競技場の改修により公式記録が可能に など
【予算概要】
(1) 一般会計:338億6,000万円(前年度比4.6%増)
(2) 特別会計:214億1,200万円(前年度比0.8%増)
子どもからお年寄りまで ずっと笑顔でいられる街 を目指して
31年度は、現行の総合基本計画における最後の2年間となるため、後期基本計画の重点政策と成果目標値の達成を強く意識し、「子どもからお年寄りまで ずっと笑顔でいられる街」を実現するため、「3つの柱」を立てて重点化を図り、次のとおり様々な分野の事業に取り組みます。
柱1 未来に向けて さらなる発展につなげる街づくり
都市基盤整備に向けた取り組み
1 新京成線連続立体交差事業の推進 【4億52万円】
松戸方面への工事が進む連立交差事業
【ポイント】 平成31年度中に全線高架化
千葉県が実施する新京成線の連続立体交差事業(初富駅、新鎌ケ谷駅、北初富駅の高架化で延長3,257m)に対して地元負担金を支出します。なお、平成31年度中に松戸方面の高架化が完了し、全線高架化運行を開始する予定です。
津田沼方面の高架化は、平成29年度に完了済みです。
2 新鎌ケ谷西側の都市計画道路整備 【1億円】
新鎌ケ谷西側(鎌ケ谷総合病院付近)
【ポイント】 用地取得を実施
新鎌ケ谷地区とその西側の連携を図り、新鎌ケ谷地区の発生集中交通を円滑に処理するため、都市計画道路の整備(延長約400メートル)に向けて用地の購入を行います。
3 初富駅前広場及びアクセス道路の整備に向けた用地取得 【3,926万円】
【ポイント】 用地取得を実施
都市軸の一翼を担う初富駅周辺地区について、駅前広場やアクセス道路の整備に必要な用地の購入を行います。
柱2 すべての市民が暮らしやすさを実感できる街づくり
子育て世代にやさしい街づくりに向けた取り組み
4 放課後児童クラブの整備・改修の実施 【1億2,268万円】 新規事業
【ポイント】 五本松小学校:学校敷地内に新設 道野辺小学校:クラブ室の全面改修
放課後児童クラブの新設と全面改修
五本松小学校及び道野辺小学校における放課後児童クラブ入会児童数の増への対応や環境整備を行うため、放課後児童クラブ施設の整備、改修を行います。
5 風しん抗体検査及び予防接種の実施 【5,686万円】 新規事業
【ポイント】 対象は昭和37年4月2日から54年4月1日までに生まれた男性
風しんの抗体保有率が低い世代の男性に対する抗体検査及び予防接種を行い、風しんの発生及びまん延の予防を行います。
抗体検査及び予防接種は、無料実施を予定しています。
6 私立幼稚園預かり保育利用料助成の実施 【3,058万円】 新規事業
【ポイント】 幼児教育無償化の取り組みの一環
平成31年10月から幼児教育・保育の無償化が行われることに伴い、私立幼稚園預かり保育利用助成金を創設します。
助成対象は、保育の認定を受けており、幼稚園の預かり保育を利用する場合となります。
7 (仮称)東部地区児童センター整備に着手 【102万円】 新規事業
市内6つ目の児童センター新設へ
【ポイント】 用地測量などを実施
市内6コミュニティエリアのうち唯一未整備となっている東部地区に児童センターを整備するため、用地測量及び不動産鑑定を行います。
平成35年度の開設を目指しています。
学校教育の充実・教育環境の整備に向けた取り組み
8 小・中学校施設の改修を実施 【5億3,232万円】 新規事業
トイレ改修で快適な環境へ
【ポイント】 トイレ・外壁屋上・プール塗装・体育館などを大規模改修
学校施設の維持保全、教育環境の向上及び学校の安全を図るため、小学校(2校)のトイレ改修のほか、道野辺小学校の外壁屋上改修及びプール塗装改修、第四中学校の体育館外壁屋根改修などを行います。
9 小・中学校にある楽器の更新を実施 【1,180万円】
現在配置されているグランドピアノ
【ポイント】 全小・中学校のグランドピアノ等を更新
老朽化が進んでいる小学校にある楽器の更新を行うとともに、全小・中学校のグランドピアノ(14台)をリース方式で更新します。
高齢者が安心して暮らせる街づくりに向けた取り組み
10 地域包括ケアの構築への推進 【1,343万円】
住み慣れた地域で自分らしい暮らし
【ポイント】 認知症の啓発と支援・医療の連携推進
高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けることができるよう、地域の包括的な支援やサービスの提供体制(地域包括ケアシステム)を構築するため、認知症に関する啓発及び初期支援、在宅医療・介護連携に関する普及啓発を行います。
地震・災害に強い街づくりに向けた取り組み
11 準用河川二和川のバイパス整備・護岸改修の実施 【3億2,191万円】
【ポイント】 馬込沢地区で用地取得、鎌ケ谷地区で護岸改修
浸水被害の軽減を図るため、準用河川二和川のバイパス整備(馬込沢地区)及び護岸改修(鎌ケ谷保育園付近)を行います。
12 消防団車両の更新 【2,002万円】 新規事業
更新予定のポンプ車両
【ポイント】 ポンプ車1台を更新
車両の老朽化を解消し、良好な機能を維持するため、第2分団ポンプ車の更新を行います。
他の分団の車両も今後、計画的に更新を行います。
13 社会福祉センター(福祉避難所)トイレ改修工事の実施 【1,463万円】 新規事業
【ポイント】 福祉避難所に多機能トイレを整備
災害時の福祉避難所に指定している、社会福祉センターの障がい者用トイレを多機能トイレに改修します。
14 避難所におけるマンホールトイレの整備 【840万円】
順次設置を進めるマンホールトイレ
【ポイント】 五本松小学校に設置
災害時における避難所開設時のトイレ環境の確保のため、マンホールトイレを整備します。
15 避難所へ車椅子対応の仮設トイレを整備 【100万円】 新規事業
【ポイント】 5基を整備
災害時に必要となる備蓄食料などの防災対策用品を購入するほか、車椅子対応トイレは3カ年で計画的な整備を行います。
市民サービス向上に向けた取り組み
16 住民票等のコンビニ交付の実施 【1,998万円】 新規事
【ポイント】 平成32年1月から実施予定
マイナンバーカードを利用して、全国のコンビニエンスストアに設置されているキオスク端末で、住民票、印鑑登録証明書、戸籍謄(抄)本などの証明書が取得できるシステムの構築を行います。
事業開始は平成32年1月からを予定しています。
17 公共施設への公衆無線LAN(Wi-Fi)の設置 【289万円】 新規事業
【ポイント】 4施設に設置
市民の利便性の向上及び災害時の情報収集を可能とするため、市庁舎、総合福祉保健センター、図書館、市民会館の4つの公共施設にWi-Fi環境を整備します。
柱3 産業が盛んで文化・スポーツ・緑を楽しめる街づくり
農業振興・商工振興に向けた取り組み
18 農産物ブランド育成に向けたPR活動 【493万円】
鎌ケ谷特産の梨と“かまたん”
鎌ケ谷産農産物のブランド化に意欲的な農業者に対して、農産物認定農家及び農産物認定生産者団体の認定を推進します。
19 企業誘致基本計画の推進 【299万円】
鎌ケ谷市企業誘致基本計画に基づき、プロジェクトマネージャーを活用して、企業や関係機関への訪問・交渉、誘致企業の審査など、企業誘致に係る各種取り組みを行います。
文化を楽しめる街づくりに向けた取り組み
20 きらりホールでの各種芸術文化鑑賞機会の提供 【689万円】
「きらりホール」において、各種芸術文化のイベントを実施します。昨年に実施して好評を博したものは、きらり浅草漫才、市民創作ミュージカルなどです。
スポーツを楽しめる街づくりに向けた取り組み
21 陸上競技場改修事業(備品整備)の実施 【4,307万円】
大規模改修が進む陸上競技場
【ポイント】 日本陸連第4種公認の取得
現在、改修工事を実施している市営陸上競技場(福太郎スタジアム)について、日本陸上競技連盟第4種公認取得に必要となる備品を購入します。
第4種公認の競技場は、日本陸上競技連盟に加盟している団体などの競技会や記録会を開催できるものです。
22 北海道日本ハムファイターズ連携強化イベントの開催【736万円】
今年も約2,500人のファンが集合
【ポイント】 野球教室や交流会を開催
北海道日本ハムファイターズのOB選手などを講師に迎えて実施する野球教室や、選手とファンとの交流会を開催します。
また、マラソンイベントである鎌ケ谷ランフェスタの開催に係る負担金などを支出します。
緑を楽しめる街づくりに向けた取り組み
23 市制記念公園の駐車場整備工事の実施 【1,624万円】 新規事業
【ポイント】 砂利敷きの駐車場からアスファルト舗装へ
市制記念公園利用者の利便性向上を図るため、公園駐車場を砂利敷きからアスファルト舗装へ整備工事を行います。
問い合わせ
総務企画部 企画財政課 財政室
室長 矢島 電話:047-445-1141(内線)309
2 モバイルレジ・クレジット収納サービス(県内初)を導入
低コストで市民の利便性と期限内納付率の向上を目指す
近年、スマートフォン等の急速な普及が続く中、税などの公金の支払いにもクレジットカードの利用が可能となっており、納税者の収納方法へのニーズも高まっている状況にあります。本市では、スマートフォン専用アプリ「モバイルレジ」によるクレジット収納サービスを千葉県内で初めて導入します。
本サービスは、既に本市で実施しているコンビニ収納の仕組みを利用するため、既存システムの改修も軽微であり最小限の導入コストで、スマートフォンを使って24時間いつでもどこでも支払いができるものです。
これにより、納税者にとっては利便性が向上し、本市にとっては納付期限内での収納率を高めることに繋がり、双方にとってメリットのあるサービスとなります。
1 取扱税目等
- 固定資産税・都市計画税
- 軽自動車税
- 市・県民税(普通徴収)
- 国民健康保険料
2 利用方法
- スマートフォン専用アプリ「モバイルレジ(無料)」をダウンロード
- アプリのカメラを起動し、納付書に記載のバーコードを読み取る
- 2種類の納付方法を選択((1)クレジットカードによる支払い (2)インターネットバンキングによる銀行口座払い)し、支払いをして終了
- 利用上限額は30万円まで
- クレジットカード会社への手数料は、利用者負担
3 開始時期
平成31年4月から
4 その他
- 利用可能なクレジットカード会社:VISA・Master・JCB・AMEX・Diners
- 利用可能なインターネットバンキング(銀行):約1,070行
5 問い合わせ
総務企画部 収税課
課長 石井 電話:047-445-1141(内線)365
3 「要保護児童対策支援員」を新たに配置します
専門的な助言・指導で児童虐待防止対策を強化
平成31年1月に野田市で小学4年生の女子児童の命が奪われるという痛ましい事件が発生してしまいました。本市でも、改めて各ケースについて、支援内容の再確認や関係機関との連携確認を行ったところです。また、県内各市の児童虐待事案は、年々増加傾向にあり、早急な対策が必要となっています。
そこで本市では、児童虐待防止対策をさらに強化するため、児童虐待事案などへの具体的な支援方法などに関する助言・指導を行う「要保護児童対策支援員」を新たに配置することになりました。
1 名称
要保護児童対策支援員(経験豊かな千葉県児童相談所OB)
2 職務内容
寄せられる相談事例について協議する「受理会議」や、支援方針の検討を行う「処遇会議」等に参加し、市担当職員に対して具体的な支援内容やその進行管理、リスク判断、各関係機関との連携などに関する専門的な助言・指導を行います。
3 勤務開始
平成31年4月1日から
4 その他(鎌ケ谷市独自の児童虐待予防施策)
(1)児童虐待が疑われる状況を発見した場合、どのように行動すべきかを解説した「鎌ケ谷市子ども虐待予防・対応マニュアル」を作成しており、関係機関だけでなく市民にも配布し、初期対応及び早期発見の啓発を行っています。
(2)非暴力で養育するための練習法である「子育て維新の機中八策」の講座を、子育て支援センターが定期的に開催する他、笑顔で子育てをして欲しいという観点から「笑顔の子育て練習法講座(通称“にこれん”)」を必要な方に随時実施しており、育児支援の一つであり、児童虐待予防にも繋がるものとして普及活動をしています。
5 問い合わせ
健康福祉部 こども支援課 こども総合相談室
室長 高橋 電話:047-445-1141(内線)796
問い合わせ
総務企画部 秘書広報課 広報広聴室
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎3階
電話:047-445-1088
ファクス:047-445-1193