住宅用火災警報器の設置による奏功事例
更新日:2024年9月3日
住宅用火災警報器は、火災による熱や煙をいち早く感知し、火災の発生を警報音や音声で知らせてくれるものです。
万が一火災が発生した場合、住宅用火災警報器の設置により素早い初期消火、避難、119通報ができるようになります。
皆さんの生命と財産を守るためにも、日頃から住宅用火災警報器の点検とお手入れをしていただくとともに、自宅に消火器を設置しましょう。
以下は、実際に市内で住宅用火災警報器が活躍した奏功事例です。
事例1 一般住宅 令和3年12月午後8時頃
近所の人が帰宅途中に、どこかで住宅用火災警報器が鳴っていることに気づき、辺りを見回すと、窓から煙が出ている住宅を発見した。直ちに119番通報を行い、居住者を救助した。迅速な通報と救助活動により、火災の被害が軽減された。
事例2 共同住宅 平成31年4月午後3時頃
こんろ
こんろでお湯を沸かしたままゲームに夢中になり、空焚き状態になった。こんろの周りにあったごみ類に燃え移ったが、居住者は、住宅用火災警報器が鳴ったことで火災に気付き、水道水で消火し火災が拡大せずに済んだ。
悪質な訪問販売にご注意ください
「消防署の許可を得て、住宅用火災警報器の販売に伺いました。」
「消防署の依頼を受けて、住宅用火災警報器の点検に伺いました。」
「消防署の依頼を受けて、住宅用火災警報器の交換に伺いました。」
など、消防署では住宅用火災警報器の販売や斡旋、点検は一切行っておりません。
【注意】住宅用火災警報器の設置が義務化されてから10年以上が経過し、高齢者世帯を狙った悪質な訪問販売が多発しています。あたかもそれらしい言動がみられたときや「あやしい」と思った時は、消防本部予防課にお問い合わせください。
おわりに
- 住宅用火災警報器の設置によって、火災による被害が軽減されています。
- 住宅用火災警報器は、火元の住人だけでなく、近隣の住民等に対しても、火災発生の認知を促すことができます。
- これらの傾向は、全国においても毎年、共通して散見されています。今後、住宅用火災警報器の設置が更に促進されれば、より多くの奏功事例が見受けられるようになるとともに、火災による財産や死傷者の軽減につながるものと考えられます。