地震に対する出火防止対策
更新日:2023年1月25日
地震は同時に多数の火災を発生させる危険があります。平成7年の阪神・淡路大震災、平成23年の東日本大震災をはじめ、同時多発火災での出火原因の上位は、地震による停電が復旧した後、電気が再び流れ始めることにより起こる火災、「通電火災」でした。他の主な出火原因はガス及び石油ストーブ等です。地震における出火防止対策及び地震発生時における対応として次のことを心がけましょう。
出火防止対策
- 消火器等の消火に役立つものを備えておく
- 石油ストーブは「耐震自動消火装置」付のもの、ガスストーブは「転倒時ガス遮断装置」付のものを使用する
- 通電火災に備え使用していない電化製品のコンセントを抜く
- 通電火災に備え感震ブレーカー・コンセントの使用を検討する
地震発生後の対応
- まず落ち着いて身の安全を確保する
- 火を使用している場合は揺れが収まってから火の始末をする
- 通電火災を防ぐため、避難する時(家を空ける時)は家のブレーカーを落とす
【備考】家のブレーカーを落とした場合、復旧する前に家具の転倒等による配線の屈折等がないかチェックする。 - 都市ガス・プロパンガスによる火災を防ぐため、ガスの元栓を閉める
- 初期消火を実施する場合は近所みんなで対応(財産を守るため)
消火器の操作方法
- ピンを抜く
- ホースの先端をもち火元に向ける
- レバーを握る
【備考】消火器はあくまで初期消火に使用するものです。火炎が天井まで達している場合、危険を感じた場合は速やかに安全な場所まで避難してください。