風しんにご注意ください!
更新日:2024年2月28日
風しんは、近年、国内で流行を繰り返しています。風しんは感染力が非常に高く、抗体を十分に持たない妊婦さんが風しんにかかると、おなかの赤ちゃんに先天異常が現れることがあります。
風しんを予防するには、予防接種が効果的です。
目次
風しんとは?
風しんウイルスによる急性の発疹性感染症で、通常の流行は春先から初夏にかけて多くみられます。
風しんは、飛沫(唾液のしぶき)などによって他の人にうつります。潜伏期間は2~3週間(平均2~18日)で、発疹の出る2~3日前から発疹の出た5日くらいまで(約1週間)は、感染力があります。
主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れがあります。子どもでは比較的軽いのですが、大人がかかると、発熱や発疹の期間が長く、関節痛がひどいことが多いとされています。また、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が発生することがあります。その点では、軽視できない病気です。
抗体を保有しない妊婦さんとその周囲のかたへ
妊娠20週ごろまでの妊婦が風しんに感染すると、児に白内障や先天性心疾患、難聴などの症状(先天性風しん症候群)が生じることがあります。
感染予防のため、不用意に人混みに出かけないようにしましょう。また、風しんにかかっている可能性のある人との接触は可能な限り避けてください。
ご心配な場合は や、かかりつけの産婦人科医へ相談してください。
30代から50代の男性のかた、妊娠を希望するかたへ
妊娠中は風しんの予防接種は受けられないため、ご家族などの身近な人が風しんにかからないよう、必要があれば予防接種を受けるなどして対処しましょう。接種後の2か月間は避妊が必要ですので注意してください。
風しんを疑う症状が現れたら、まずは病院へ電話をしましょう
風しんを疑う症状が現れた場合は、周囲への感染を防ぐため、必ず事前に医療機関へ電話連絡をしてください。
また、受診するときは公共交通機関の利用は避け、妊婦との接触は避けてください。
風しん抗体検査が無料で受けられます
一定の要件を満たす方は、千葉県の委託医療機関にて風しん抗体検査を無料で受けることができます。
詳しくは をご確認ください。
予防接種について
乳児の予防接種について
MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)定期接種の第1期は1歳から2歳未満、第2期は小学校入学前1年間の年長児が対象です。母子健康手帳で接種歴を確認し、接種がすんでいない場合は、早めに接種しましょう。
風しんの予防接種を2回受けていないかたや、予防接種歴または罹患歴が不明なかたは、かかりつけ医などに相談の上、抗体検査や予防接種を検討してください。
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日に生まれた男性
国の制度で「風しん抗体検査とワクチン接種の無料クーポン券」が送られています。
令和7年(2025年)3月31日まで無料で検査や予防接種が受けられます。
詳しくは、「風しん抗体検査とワクチン接種の無料クーポン券をお持ちの方へ」をご覧ください。
上記以外の市民の方
鎌ケ谷市では、市民の方で一定の要件を満たす方に対して、風しんの予防接種費用の助成を行っています。
詳しくは、「風しんの予防接種費用を助成します」をご覧ください。
関連リンク
問い合わせ
健康福祉部 健康増進課 予防係
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 総合福祉保健センター1階
電話:047-445-1390
ファクス:047-445-8261