手足口病の流行について
更新日:2024年8月9日
手足口病にご注意ください
手足口病については、令和6年8月1日現在、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく小児科定点からの患者の届出数が、過去10年間と比較してもかなり多い状況となっています。手足口病の流行に注意していただくとともに、引き続き、手洗いの励行等の感染対策の継続をお願いします。
手足口病とは
口の中や手足に水疱性の発疹が出る、ウィルスによって起こる感染症です。例年、夏に流行します。患者のおよそ半数が1歳児、1歳から3歳児では全体の約8割となります。また、少数ですが成人でも報告があります。発病しても軽い症状の場合がほとんどで感染してはいけない特別な病気ではありません。
感染経路
飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウィルスが口に入って感染すること)が知られています。この病気にかかりやすい乳幼児が集団生活をする場では子供同士の距離が近く、濃厚な接触が生じやすい環境であるため特に注意が必要です。
症状
3人に1人の割合で発熱がみられますが、あまり高くならないことがほとんどで、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気ですが、まれに髄膜炎、脳炎などの合併症や心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などにより重症化することがあります。
感染予防のしかた
手足口病を予防する薬やワクチンはありません。また、症状が治まった後も比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されることがあるので、感染を予防するために、次のことを心がけましょう。
大人も子供も、せっけんで手をよく洗いましょう。タオルの共用は避けましょう。
おむつ交換など、排泄物を処理する時は適切に処理し、処理後もしっかりと手を洗いましょう。
保育所や幼稚園などでは、遊具等も別にしましょう。
手足口病にかかったときは
発症しても、軽い症状で治ってしまうことがほどんどです。しかし、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症がおこることがあるため、経過をよくみてください。
高熱、2日以上の発熱、嘔吐、頭痛、視線が合わない、呼びかけに反応しない、ぐったりしているなどの症状がみられるときは、すぐに医療機関を受診しましょう。
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問い合わせ
健康福祉部 健康増進課 予防係
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 総合福祉保健センター1階
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ファクス:047-445-8261