かまがや取材日記 ニコカマフェス2024 令和6年8月21日
更新日:2024年8月27日
「ペトリキウカ」のワークショップ
オルガさんが描いた「ペトリキウカ」
鎌ケ谷市、子育て応援団体、企業などによる協働子育て応援イベント「ニコカマフェス2024」が8月21日、鎌ケ谷市のショッピングプラザ鎌ヶ谷ときらり鎌ケ谷市民会館(きらりホール)で開かれました。
会場内には、アクセサリー、雑貨、お菓子の販売、キーホルダーづくり、キッズ向けネイルサロンなど約50のブースが出展し、市内外から親子連れなど約3900人が訪れ大盛況でした。
昨年のニコカマフェスではウクライナ支援コンサートも開かれ、ウクライナ出身の音楽家がウクライナの民族楽器バンドゥーラの演奏と歌を披露してくれました。今年は、市内在住のウクライナ避難民ナセドキナ・オルガさんが、ウクライナの伝統的な民族装飾芸術「ペトリキウカ」のワークショップを開きました。
「ペトリキウカ」とは、花や鳥など主に動植物をモチーフにし独特な筆のタッチと色合いで描かれた絵です。ウクライナのペトリキウカ村で生まれ、壁や家財道具などに描かれてきたそうです。2013年にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。曲線が特徴的な繊細で華やかな絵です。
「ペトリキウカ」を描く際の筆は、猫の毛を使っています。猫の胸の部分など短くてやわらかい毛を切って筆先にするそうです。オルガさんは、近所の猫を飼っている人に頼んで毛を分けてもらい、自分で筆を作ってワークショップに持参しました。
ワークショップでは、オルガさんが参加者の親子連れに筆の使い方や線の引き方、色の塗り方などを教え、まず花をモチーフにした図柄を紙に描く練習をしました。続いて参加者たちは、真剣な面持ちで猫の筆を動かしポストカードや布バッグの上に「ペトリキウカ」を描いていました。
2年続けてニコカマフェスでウクライナの文化を知ることができました。
参加者とワークショップを楽しむオルガさん(左)
オルガさん自作の猫の筆
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