中学生・高校生の歯について
更新日:2021年11月2日
おおよそ小学校6年生で、6歳臼歯(第一大臼歯 だいいちだいきゅうし)の奥に12歳臼歯(第二大臼歯 だいにだいきゅうし)が生えてきて、永久歯が28本そろいます。
成長期であるためホルモンのバランスに変化があり歯肉炎をおこしやすい時期です。
乳歯から永久歯へ思春期もご覧ください。
特徴
むし歯ができやすい
学校や部活、塾などで生活リズムが変わり、お腹もよくすくので、ちょこちょこ食べたり飲んだりすることが多くなります。飲食の回数が多いと、再石灰化が間に合わず、むし歯になりやすくなります。
飲み物はジュースやスポーツ飲料ではなくお水やお茶を飲むと良いです。お水をたくさん飲むことでお肌にも良いですよ。
甘いお菓子やスナック菓子は歯にくっついてむし歯になりやすいので、おにぎりなどを選ぶと良いです。お菓子やスナック菓子は糖分や塩分、脂質も多いので、お肌にも良くありません。
また、歯ブラシだけでは約50パーセントしか汚れを落とすことはできません。歯と歯の間をフロスで磨くことでしっかり汚れがとれます。かかりつけ歯科医で自分に合ったお手入れ方法を聞いてみてください。
口臭が気になる
第二次性徴が始まることで、ホルモンの働きが活発になり、唾液の分泌量が低下し、口臭が強く感じることがあります。また、歯磨きをしていても磨き残しがあると、むし歯や歯肉炎になってしまい口臭の原因になります。その他にも、口呼吸やストレスによって口の中が乾きやすくなり、口臭が気になることがあります。まずは、自分にあった歯磨きの方法をかかりつけ歯科医で指導してもらい、むし歯や歯肉炎がある場合は早めに治しましょう。
一般的に口臭は、主に舌の汚れが原因です。お家では歯磨きにプラスして、時々舌も歯ブラシを使って優しく汚れを落としましょう。
歯肉から血が出る
歯磨きをしていても、歯と歯茎の境目がきれいに磨けていないと歯肉炎になって、出血します。
(「たのしい健康づくり 口の中観察図鑑」財団法人 東京都学校保健会より)
健康な歯肉
歯肉炎により赤く腫れている歯肉
血が出ると、そっとしておいた方が良い気がしますが、歯磨きをしないでいるとさらに悪化し、歯周炎(歯を支えている骨まで溶けてしまう歯周組織の炎症)になってしまいます。外傷で血が出ているわけではありませんので、血が出ても歯磨きを続けてください。歯磨きを続けていると歯茎が引き締まり、健康な歯茎になると血が出てこなくなります。
歯肉炎だった矢印の部分を意識して歯磨きをしたことで改善された例
問い合わせ
健康福祉部 健康増進課 母子保健係
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