おやつとむし歯について
更新日:2024年3月26日
お子さんにとって、おやつ(間食)は食事の一部です。
おやつの与え方について次のことに気をつけましょう。
むし歯になりやすいおやつ
原材料に砂糖が多く入っている甘くて歯につきやすいおやつは、むし歯になるリスクが高いです。
- チョコ
- ケーキ
- ジュース
- 飴
- ソフトキャンディー など
【むし歯になりにくいおススメのおやつ】
キシリトールのお菓子、干し芋、ドライフルーツなどを選びましょう。
歯を溶かす酸性の飲み物
水分補給や栄養補給として大事な飲み物ですが、発熱時や下痢している時だけにして常飲させないようにしましょう。
- イオン飲料
- スポーツ飲料
- 乳酸飲料 など
日頃の水分補給には白湯、お茶類(乳幼児には薄めの麦茶)を選びましょう。
おやつのとり方を工夫しましょう!
むし歯になりやすい習慣
- 回数が多い
- ダラダラ飲食
- 哺乳瓶でイオン飲料やジュースを飲ませる
おやつの時間を決め、回数は少なくし、小分けにして与える。飲み物はコップを使うようにしましょう。
ダラダラ食べ飲みはなぜむし歯のリスクが高いのか
口腔内のpH(酸性度)は6.8から7.0の中性ですが、飲み物や食べ物自体の酸や、細菌が食べ物を分解するために出す酸により酸性に傾きます。
5.5より低くなるとエナメル質が溶け出します。これを脱灰(だっかい)といいます。
しかし、唾液の作用によりまた中性に戻り、唾液の中に含まれるカルシウムイオンやリン酸イオンが脱灰された歯質を戻そうとします。これを再石灰化(さいせっかいか)といいます。
このグラフはダラダラ食べ飲みをしていると、脱灰(赤い部分)が多くなり再石灰化(青い部分)が間に合わず、口の中のpH(酸性度)が酸性になりむし歯になってしまう、ということを表しています。
特に睡眠中は唾液の分泌量が減るため、寝る直前に食べると再石灰化が間に合わず、酸性のままになってしまいます。
これは子どもも大人も同じ仕組みですが、乳歯は酸に弱いため大人よりもむし歯になりやすいので、おやつの食べ方には注意が必要です。
【おやつの選び方のコツ】
甘いおやつも種類や量を工夫して選ぶことで、むし歯のリスクは低くなります。
例えば、甘いおやつを選んだら、飲み物は水や麦茶にする。
午前のおやつの時間にジュースを選んだから、午後のおやつはお茶とバナナにする。
など、おやつの選び方を工夫してみましょう。
問い合わせ
健康福祉部 健康増進課 母子保健係
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