緑のカーテンを育てよう!
更新日:2023年5月1日
「緑のカーテン」とは?
ゴーヤやアサガオ、ヘチマなどのつる性の植物を、窓の外や壁面に張ったネットなどに這わせて、カーテンのように覆ったものを「緑のカーテン」といいます。
強い夏の日差しを和らげるなど、様々な効果の期待できる「地球にやさしい自然のカーテン」です。
夏のCO2削減、節電対策として、緑のカーテンの取り組みが広がっています。緑のカーテンの効果や育て方のコツを知って、だれでもできる地球温暖化対策、「緑のカーテン」をはじめてみましょう!
「緑のカーテン」の効果
日差しをさえぎる!
たくさん茂った葉が、窓から入る直射日光をさえぎるので、室内温度の上昇を抑えます。
さらに、建物の壁などに熱を蓄積させないので、ヒートアイランド現象の緩和にも役立ちます。
緑のカーテンは、日差しの熱エネルギーの約80パーセントをカットするといわれています。
周りの温度を下げる!
植物は根から吸った水分を葉から蒸散させます。
その時に周りの熱を奪うことで温度上昇が抑えられます。
さらにその水蒸気を含んでいる「涼風」を室内に取り込めば、エアコンなど冷房機器の使用を抑えることができて、省エネになります。
緑のカーテンの作り方
4月 土を作る、種をまく
(1)園芸用の土を準備
- プランターの底が見えなくなるくらいの鉢底石を敷きます。
- 土は、根が息苦しくならないようにほぐしながら、ふんわりと入れましょう。土の深さは約30センチメートルほど。大きめのプランターを選びましょう!
(2)種を準備
- 種の外皮は固いため、水が浸透しにくいです。種をペットボトルに入れてシャカシャカ振ったり、そのまま2時間ほど水に浸しておきます。
(3)ポットに植える
- 最初にポットで発芽させ、そのあとに元気のよいものを選んでプランターに植え替える方法があります。種を土の上において1センチメートルほどかぶせてから水をあげましょう。
5月 プランターへ植え替え
(4)間引く
- 本葉が2・3枚でたら、元気のないものを間引きします。
- 引き抜かずに、根本をカットしましょう。
(5)プランターに移す
- ポットの底から根が出てくるようになったら、プランターへ移し時です。
- 根を傷つけないように土ごと、20センチメートル間隔で植え替えます。
6月 発芽、成長
(6)誘引する
- 成長初期には、つるがネットによく絡むように誘引してあげます。
- 子づるや孫づるは細くて柔らかいので、丁寧に広げるようにネットに絡めます。
- ネットからはみ出した茎は切っても構いません。
(7)摘心のタイミング
- 親づる(一番太い中心の茎)が1センチメートルくらいに達するまでに、親づるの先を2から3センチメートル切ることを繰り返します。そうすることで、子づる、孫づるが元気に成長し、面を作ります。
(8)水をやる、防虫する
- ゴーヤは根からたくさんの水分を吸い上げます。晴天の場合は1日1回、朝か夕方にたっぷり与えます。(プランター植えの場合は、下の穴から水が出てくるまで十分に与えましょう。)
- 市販の動物保護液や活力剤を使って防虫しましょう。
7月 開花、結実
(9)追肥する(開花、結実後)
- 花が咲いて結実のころから、1か月に1回固形の化成肥料を与えましょう。
- 液体肥料の場合は1週間に一度、水やりの代わりに与えます。
環境課の取り組み
鎌ケ谷市では緑のカーテン設置を促進するために、今年度は5月上旬から市民の方にゴーヤの種を配布しました。
また、環境課でも「緑のカーテン」に取り組んでいます!
環境課 緑のカーテン成長記録
関連リンク
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問い合わせ
市民生活部 環境課 温暖化対策推進係
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎1階
電話:047-445-1227
ファクス:047-445-1400