ありのみ便り 令和4年10月15日号
更新日:2022年10月18日
子ども時代の読書
季節は秋本番です。
スポーツの秋、行楽の秋、食欲の秋、そして読書の秋。10月27日から読書週間(11月9日まで)が始まります。本は時に感動を与えてくれ、時に生き方の指針を示してくれることもあります。いい本との出会いは人生を豊かにします。
鎌ケ谷市では、市民の皆さんが本に親しんでもらえるよう様々な読書推進事業を行っています。特に子ども時代に本を好きになってもらおうと、乳幼児から中高生までを対象にした事業に力を入れています。
まずは、4カ月児健康相談の際に、市民ボランティアが赤ちゃんに絵本を読み聞かせた後、絵本をプレゼントする「ブックスタート事業」です。乳幼児の頃から絵本を身近な存在とし、成長後は読書習慣を身につけてもらいたいと18年前から続けています。4カ月の赤ちゃんでも読み聞かせると絵本を真剣に見つめているそうです。
市立図書館も赤ちゃんに「図書館デビュー」をしてもらおうと、0歳から2歳用のとしょかんパスポート(読書手帳)、絵本のブックリストなどを用意しています。また、毎月数回、乳幼児、小学生向けのおはなし(読み聞かせ)会も開いています。
このほか、図書館職員が小学校へ出向き児童に本を紹介する「ブックトーク」、図書館職員手作りの中高生向け「YA新聞」発行など多くの子ども向け事業を行っています。これらの活動が評価され、市立図書館は令和元年度に文部科学大臣表彰を受けました。
子ども時代の読書量が多い人は、意識・非認知能力(自己理解力、批判的思考力、主体的行動力など)と認知機能(語彙力、文章理解力など)が高いとの研究結果もあります。印象深かった本は大人になっても忘れません。筆者も日本のアンデルセンと呼ばれた童話作家、浜田広介の「泣いた赤おに」や「りゅうの目のなみだ」の内容は今でも覚えています。子供たちには多くの本から感動を受け取ってもらいたいものです。
もちろん、市立図書館は大人向けの事業も行っています。読書講演会、不用となった本の無料配布、時宜に適ったテーマ関連の図書展示などです。
今年の読書週間の標語は「この一冊に、ありがとう」です。ありがとうと言える本との出会いを求め、市立図書館へお越しください。
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