かまがや取材日記　「願いよ届け」の光　令和2年12月15日

　新型コロナウイルス感染症の第3波に見舞われ、閉塞状況の中で年の瀬を迎えています。　振り返れば新型コロナウイルスに翻弄され続けた１年でした。

　感染拡大防止のため鎌ケ谷市でも多くのイベントが中止となり、毎年恒例の新鎌ケ谷地区イルミネーションの点灯式も取りやめになりました。でも、イルミネーションは11月15日から実施され、新鎌ケ谷駅北口駅前広場とアクロスモール新鎌ケ谷前を鮮やかな光で彩っています。

　平成24年度から鎌ケ谷市と子育て団体、地元企業などが協働で実施しているイルミネーション事業は毎年テーマが決められます。今年のテーマは、一刻も早い新型コロナ収束を思って「願いよ届け」です。

　このテーマを表現するため、イルミネーションのメインカラーは医療従事者を象徴する「青」としました。北口駅前広場ロータリーの2本の木やアクロスモール入口前の木などが青いLED電球でライトアップされています。

　青色を使い、新型コロナウイルスと闘う献身的な医療従事者に感謝の意を表明しようという運動「MAKE IT BLUE」は今年3月イギリスで始まりました。その後世界に広がり、運動の一環として街を青の明かりで照らす「LIGHT IT BLUE」活動は日本国内でも札幌市時計台、東京スカイツリー、大阪城天守閣など多くの施設、場所で行われました。新鎌ケ谷地区イルミネーション事業もこの運動に賛同し、青い光を街に届けることにしたのです。

　イルミネーション事業は、来年2月14日まで行われます。イルミネーションが終了する頃には、収束に向けた一条の光が差していることを願います。