かまがや取材日記 マンホール 令和4年11月22日
更新日:2022年12月1日
市内に約8400個
合格祈願マンホールカード
鎌ケ谷市では、11月から受験生を応援する「合格祈願マンホールカード」を配布しています。下水道のマンホールは蓋が円形で穴の中に「落ちない」、表面が凹凸で「すべりにくい」ことから、マンホールカードが合格祈願のお守りとして人気だそうです。全国では600以上の自治体が約900種類のマンホールカードを作っています。
鎌ケ谷市のマンホールカードのデザインは、木の枝が中央の幹から多方面に広がった状況をイメージしています。一本一本の枝は多彩な交通網を表し、交通アクセスの良い街である点をアピールしたものです。
鎌ケ谷市では平成28年度からマンホールカードの配布を始め、令和3年度からはお守り袋とメッセージカードも加えた「合格祈願マンホールカード」として配っています。今年度は500セット用意しましたので、ご希望の方は市役所の下水道課にお越しください。
市内の実物のマンホールには、このデザインのほか、市章に市関連のキャラクターを配したデザインのものもあります。街を歩く際に見つけてみてください。
市全体ではこれらのデザイン以外のものも含めて約8400個の下水道マンホールがあります。マンホールの下には下水道管が走っています。その総延長は何と約236キロメートル。鎌ケ谷市から浜松市までの直線距離に相当します。コンパクトな鎌ケ谷市の地下には、下水道が網の目のように張り巡らされているのですね。市の下水道整備は昭和49年度に始まり、年々整備は進んで現在の普及率は68.7%となっています。
下水道には雨水と汚水(トイレ、台所、浴室などから出る生活雑排水)の2種類があり、236キロメートルの下水道管のうち215キロメートルは汚水用です。高台で分水嶺のある市域の下水は手賀沼、印旛沼、江戸川の3方向に流れ、それぞれ終末処理場できれいにされて最終的には海に放流されます。放流される水は、アユが生息できる水質にまで浄化されています。
下水道は環境保護のほか、災害時にも重要な役割を担います。大地震の際、避難所となる市内6か所の小中学校のマンホールは便座とテントが置かれマンホールトイレに変身します。
普段はあまり意識しない下水道ですが、なくてはならないインフラです。マンホールを見るとその重要性が思い起こされます。
カラーのマンホール
色なしのマンホール
市章とキャラクターのマンホール
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