第8回 新京成線連続立体交差事業
更新日:2021年11月9日
市内を東西に走る新京成線は、戦前に「陸軍鉄道第二連隊」が敷いた路線で、鉄道敷設訓練という目的のために曲がりくねっているのが特徴です。昭和21年には新京成電鉄株式会社が創設され、鎌ケ谷の発展と共に歩んできました。
平成13年度には、東武野田線連続立体交差事業に続き、市内の「交通渋滞の緩和」や「踏切事故の解消」、「魅力あるまちづくり」のために、千葉県 鎌ケ谷市 新京成電鉄株式会社により、線路と、初富駅・新鎌ケ谷駅・北初富駅の三つの駅舎を高架化する事業がスタートしました。
事業区間は市の中心部の約3.3キロメートルで、この区間の12カ所(事業着手時)の踏切を除却し、高架沿いに側道と呼ばれる都市計画道路4路線(約1.3キロメートル)を整備する計画でした。工事は、土地地権者の協力の下、線路の脇に仮の線路を敷設し高架を片側ずつ造りながら進められ、平成29年10月に松戸方面が完成、令和元年12月に全線が高架化しました。
これにより、初富駅・新鎌ケ谷駅・北初富駅の3駅が新しくなり、事業区間の踏切は全て除却されました。現在は、側道整備に向けて工事を進めているところで、事業完了まであと少しとなっています。
この事業の完了により、線路によって分断されていた地域が一体化され、側道や今後予定されている駅周辺整備と併せて、魅力あるまちづくりに大きく役立つものと期待されています。
高架前新鎌ケ谷駅
高架後新鎌ケ谷駅
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