令和2年3月15日号(北千葉道路)
更新日:2020年4月1日
北千葉道路
前回の小欄で、北千葉道路について少し触れました。2月6日に市川市で開かれた「北千葉道路建設促進 特別講演会」に参加しましたので、今回も北千葉道路を取り上げようと思います。
一般国道464号北千葉道路は、市川市と成田市を東西に結ぶ約43キロメートルの幹線道路で、鎌ケ谷市内を横断します。全線が開通すれば東京外かく環状道路(外環道)と成田空港を最短で直結する「大動脈」となりますが、開通区間(暫定供用を含む)はまだ約7割。鎌ケ谷市の鎌ケ谷消防署前から市川市の外環道北千葉JCT(仮称)までの約9キロメートルも未開通で、現在、事業着手に必要な環境アセスメントなどの手続きが進められています。
特別講演会は鎌ケ谷市など沿線7市で構成する北千葉道路建設促進期成同盟が主催し、講師はちばぎん総合研究所の水野創社長でした。水野社長は北千葉道路の主な効果として(1)成田空港などへの広域高速移動の強化(2)周辺の渋滞緩和(3)災害時の緊急輸送ネットワーク強化を挙げました。また、2018年の外環道三郷南IC-高谷JCT開通後、一般道路の渋滞緩和、交通事故の減少、観光・物流の活性化などの事例がみられることを紹介し、「北千葉道路もそれ以上の効果が期待できる。ぜひ、成田空港第3滑走路完成予定の28年度末までに開通すべき」と強調しました。
会社勤めをしていた以前、通勤電車内からなかなか開通しない市川市内の外環道を眺め、「道路建設には時間がかかるなあ」と思っていました。実際、外環道(千葉県内)は事業化から供用まで20年以上かかっているので、水野社長が北千葉道路は今後10年以内の開通を目指すべき、と述べたのには少し驚きました。でも、技術革新が進んだ今、国と自治体、住民の相互理解と協力があれば不可能ではないのかもしれません。
日本で幹線道路が本格的に整備されたのは1300年以上も前の飛鳥時代。東海道、東山道、山陰道など中央と地方を結ぶ7本の道、七道駅路(しちどうえきろ)が造られました。以来、多くの道路が整備され、人やモノを運ぶことにより経済、生活、文化を発展させてきました。北千葉道路の役割も何ら変わりません。
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