ありのみ便り 令和6年6月15日号
更新日:2024年6月18日
kamagaya rainy project(かまがや れいにー ぷろじぇくと)
雨の季節がやってきました。この時期、雨傘は必需品となります。
でも、うっかり持ち忘れて外出し、急に降られると困ってしまいます。そんな時、コンビニエンスストアなどで売られているビニール傘のお世話になった人もいるでしょう。
手軽に購入できるビニール傘は便利ですが、鎌ケ谷市内には無料で傘を借りられるサービスもあります。この貸傘事業は、鎌ケ谷市と北総鉄道、市内事業者が平成26年度に協働で始め、令和4年度にNPO法人も加わって「kamagaya rainy project(かまがや れいにー ぷろじぇくと)」として再スタートしました。
利用者が市内9か所に置かれた傘を自由に使い、使用後に戻すという傘のシェアリングサービスです。傘の設置場所は、市役所、郷土資料館、図書館、生涯学習推進センター(まなびぃプラザ)、東部学習センターの市5施設と、アクロスモール新鎌ケ谷、コープ鎌ケ谷店、東武鉄道鎌ケ谷駅、東横INN千葉新鎌ヶ谷駅前の市内4事業所です。
傘は、いずれの設置場所も入口付近の傘立てに10本ほど用意され、持ち手の部分に市のマスコットキャラクター「かまたん」が描かれたシールを貼ってあります。戻す場所は借りた場所と違っても構いません。
貸し出される傘、実は北総鉄道の遺失物です。保管期限の過ぎた傘を北総鉄道から提供を受け、NPO法人千葉精神保健福祉ネット鎌ケ谷工房が点検・清掃したものが置かれています。令和5年度に880本の提供を受け、NPO法人が2か月ごとに補充しています。
電車内などに置き忘れられた傘は、持ち主が現れなければ保管期限後に廃棄されますが、使えるものも多くもったいない話です。また、環境省の試算では、傘1本の廃棄処分で692グラムの二酸化炭素(CO2)が排出されるとあります。警視庁の遺失物取扱状況(令和5年中)によると忘れ物、落とし物などの傘類は約29万本とあるので、日本全体では相当な数の傘が廃棄されていると思われます。遺失物の傘を再利用する事業は、持続可能な社会や温暖化防止に貢献する活動でもあります。
突然の雨で困った時、近くに貸傘の置き場があればご利用ください。また、設置場所を増やしたいと考えておりますので、市内事業者の皆様のご協力もよろしくお願いいたします。
問い合わせ
総務企画部 企画財政課 企画政策室
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎3階
電話:047-445-1073
ファクス:047-445-1400