ありのみ便り 令和6年10月15日号
更新日:2024年10月15日
図書館システム更新
もうすぐ読書週間(10月27日から11月9日)が始まります。
読書は人生を豊かにしてくれます。時に、生き方を左右するような本に出合うこともあります。人は出会いを求めてページをめくるのでしょう。
筆者は鎌ケ谷市立図書館をよく利用します。市立図書館は本館と5分館合わせて約31万冊の蔵書があります。31万冊は膨大な数ですが、それでも読みたい本がないこともあります。そんな時は、近隣市の図書館から借りる、あるいは購入を検討してくれるリクエストサービスがあります。おかげで読みたい本を手にすることができます。
使い勝手のいい市立図書館ですが、利用者数と貸出冊数は減少しています。令和5年度は、利用者数が10万2200人で貸出冊数が34万2803冊。10年前の平成25年度と比べると利用者数、貸出冊数ともに17%減となっています。インターネットの登場などにより世の中全体で「活字離れ」が進み、その影響は市立図書館の数字にも表れています。
そんな時代ではありますが、市立図書館ではもっと利用してもらおうと様々な事業を実施しています。その一つが、スマートフォンやパソコンから本の検索や予約ができるオンライン図書館システムの更新です。10月から順次、更新を進めています。
具体的には、本を借りる際に必要な利用者カードの情報をスマホに読み込ませ、利用者カードを持参しなくてもスマホだけで本を借りられるようになります。また、図書館にない本をリクエストする際は図書館にある申込書に記入して提出しますが、スマホやパソコンでどこからでもできるようになりました。
このほか、本館には自動貸出機と読書通帳記帳機がそれぞれ1台設置されました。自動貸出機は、自分自身で本のバーコードなどを読み取って貸出手続きを行う機械です。窓口が混んでいる時など便利ですね。
読書通帳記帳機は、利用者個人に発行される読書通帳を差し込むと本の貸出記録が記入されます。銀行のATMで通帳に出入金記録が記入されるのに似ていますね。自分の読書歴がわかるサービスで、読書通帳のほかスマホやパソコンでも見られます。
心に残る一冊との出会いを求め、市立図書館の新システム、自動貸出機、読書通帳記帳機を使ってみてください。
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