ありのみ便り 令和5年4月15日号
更新日:2023年4月18日
シティプロモーション
3月11、12日に鎌ケ谷市南部公民館で「鎌ケ谷プロモーションDAY」が開かれ、市内外から約200人が来場してくれました。催しの内容は、千葉商科大学政策情報学部の学生たちが制作した作品の展示・上映で、プロジェクションマッピング、古い写真のカラー化、課題を見える化した地図など鎌ケ谷市に関するものも多く見られました。
このイベントは、鎌ケ谷市が包括協定を結んでいる千葉商科大学と協働で企画しました。名称に「プロモーション(認知拡大を目指す活動)」とあるように、鎌ケ谷市のことを広く知ってもらおうというシティプロモーションの一環です。
ヒト・モノ・カネ・情報が集まる場所は活気が生まれ、発展が望めます。鎌ケ谷市にも多くの人に訪れてもらい、そして住んでもらわなくてはなりません。そのためには、どんどん情報を発信し、特に市外の人に届けることが重要です。市はこれまで、東京都内でのイベント出展や北総線の列車内広告などで市をPRしてきました。今後も様々なやり方に知恵を絞り、人の流入につなげる必要があります。
地方自治体の人の出入りは、住民基本台帳に基づく人口移動報告(総務省発表)でわかります。2022年の報告の日本人移動者を見ると、鎌ケ谷市は157人の転入超過でした。市外へ転出した人より市内に転入した人の方が157人多かったということです。鎌ケ谷市を居住地に選んでくれる人の増加はありがたいことです。
また、千葉県と東京都もそれぞれ1万8740人、3万3909人の転入超過でした。これらの数字は、東京圏、東京への一極集中が続いていることを示しています。東京一極集中は地方との格差拡大、災害時の被害拡大などデメリットが指摘されています。他方、東京というブランド力や巨大な市場の創出などメリットも生み出します。
東京から25キロメートル圏に位置する住宅都市、鎌ケ谷市にとって東京一極集中はどんな意味を持つのでしょうか。人の移動についてみれば、東京に流入する人を鎌ケ谷市に向かわせる可能性が内在していると言えるでしょう。幸い、市内では新鎌ケ谷駅周辺の開発や北千葉道路整備など将来をPRできるプロジェクトも予定されています。
魅力ある街づくりを進め、効果的な方法で情報を発信する。転入者を増やし続けるための必要十分条件です。
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