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ありのみ便り 令和5年6月15日号

更新日:2023年6月20日

外国関連事業

 5月20、21日の両日、鎌ケ谷市役所駐車場で「第2回スリランカフェスティバルin鎌ケ谷」(在日スリランカ協会・スリランカビジネス評議会主催、鎌ケ谷市など後援)が開かれました。
 会場にはスリランカのカレー、宝石、伝統工芸品などを販売する約30店舗が出店し、伝統舞踊「キャンディアンダンス」やヨガの実演なども行われました。2日間で市内外から約1万人が訪れ、「インド洋の真珠」と呼ばれる島国、スリランカのエキゾチックな雰囲気を楽しみました。
 この催しは毎年、都内の代々木公園で行われていたのですが、新型コロナウイルス感染拡大で開けなくなりました。そんな中、在日スリランカ協会の関係者が鎌ケ谷市在住ということが縁で昨年10月に新鎌ケ谷駅近くで再開され、今年は市役所駐車場を会場に開催されました。
 市では昨年後半からスリランカフェスティバル開催、ウクライナ避難民の受け入れと外国関連の事業が続きました。おかげでスリランカ、ウクライナという比較的なじみの薄かった両国のことを知るきっかけができたように思います。
 スリランカについて筆者は、インドの南東にある島国で以前はセイロンと呼ばれ、仏教徒が多くて紅茶栽培が盛ん程度のイメージしか持っていませんでした。
 ウクライナについても、ソビエト連邦崩壊に伴い独立し、甚大な放射能漏れ事故を起こしたチョルノービリ(チェルノブイリ)原発がある国くらいしか知らず、地図上の位置もあやふやでした。
 でも、現在は両国について知識が増え、厳しい現実に直面していることも知りました。スリランカは四半世紀に及ぶ内戦が2009年に終結したものの国の経済運営がうまくいかず、昨年、事実上のデフォルト(債務不履行)に陥りました。IMF(国際通貨基金)や各国の支援を受け経済再建に乗り出したばかりです。
 ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナの状況は、日々報道されています。ウクライナ避難民のナセドキナ・オルガさんも広報かまがやのコラムでウクライナの文化や暮らしぶりなどを紹介してくれています。
 鎌ケ谷市は多文化共生社会を目指しています。外国関連事業を通して多様な文化、習慣、価値観が存在することを実感してもらえればと思います。
新型コロナが収束すれば、いずれ姉妹都市ニュージーランド・ワカタネとの交流も再開されるでしょう。その時、国際色はさらに豊かになります。


 

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電話:047-445-1073

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