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ありのみ便り 令和2年6月15日号

更新日:2020年6月15日

#かまがやエール飯


 最近、あちこちの飲食店で「お持ち帰り出来ます」「テイクアウト始めました」などと書かれたポスターや看板を目にします。店の駐車場に料理や総菜を並べて販売しているところも見かけました。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため社会全体が活動を抑制した結果、多くの産業が大打撃を受けています。外出自粛で客足が遠のいた外食産業も被害は甚大です。飲食店は生き残りのため、テイクアウト(持ち帰り)販売に力を入れています。

 普段はテイクアウトをあまり利用しないわが家ですが、最近は少しでも地元の飲食店に貢献できればと週に一、二回テイクアウトで夕飯を購入しています。カレー、かつ丼、寿司、ピザなど…。持ち帰りのできるメニューは、他にもたくさんあるでしょう。

 鎌ケ谷市では、売り上げが三分の一以上減少した事業者に10万円支給、市の融資の利子補給率の引き上げなど中小企業等への独自支援策を行っています。飲食店向け支援事業では、市民と協働のテイクアウトプロジェクト「#かまがやエール飯」も実施しています。

 「#かまがやエール飯」は、客や店側がテイクアウト商品をスマートフォンで写真に撮り、インターネット上のSNSに投稿する事業です。見た人がSNSで再び投稿すればその情報が拡散され、テイクアウト商品が多くの人に知ってもらえるという仕組み。市民みんなが参加して地元の飲食店を支え合う取り組みです。

 先日、新型コロナウイルスを特集したテレビ番組を見た際、フランスの経済学者の言葉に強い印象を受けました。思想家でもあり「欧州の知性」と呼ばれるジャック・アタリ氏はインタビューで、パンデミックの今こそ「利他的」に行動すべきだと答えていました。

 確かに新型コロナウイルスの感染拡大を収束させ、社会活動を維持するためには「競争」ではなく「協力」が不可欠です。自分のためだけでなく他者のために行動すること、みんなで支え合うことが大切です。テイクアウトには「利他」の精神が宿っていると思います。



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総務企画部 企画財政課 企画政策室

〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎3階

電話:047-445-1073

ファクス:047-445-1400

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