特定健康診査 令和元年10月30日
更新日:2020年4月1日
メタボをチェック
メタボの疑いのある人は、管理栄養士(左)の指導も受けられる
食欲の秋。おいしいものがたくさん出回り、ついつい食べ過ぎてしまいます。医師から「メタボ(メタボリックシンドローム=内臓脂肪症候群)が疑われるから気をつけなさい」と言われている身には、特に自制が必要な季節です。
メタボは動脈硬化を進行させ、心疾患や脳血管疾患など生活習慣病を引き起こす恐れがあり侮れません。40歳から74歳のうち、メタボ該当者・予備群は男性が2人に1人、女性が5人に1人で約1,940万人もいるとされます。メタボにならないようにするには、日常的に過食を避け適度な運動を行うとともに、年1回の健康診断が欠かせません。健診結果から自分の体の状態を知ることができ、対処法が明確になります。
鎌ケ谷市では、国民健康保険に加入している40歳から74歳の市民に対し、特定健康診査(血液検査、血圧測定、尿検査など)の費用助成を行っています。通常、9,000円ほどかかる検査費が初回は1,000円で済みます。継続して翌年度以降も受診すれば2回目からは500円となります。
この助成に加え、市は特定健診結果からメタボが疑われた人に管理栄養士や保健師が無料で、生活改善のための特定保健指導を行っています。半年間、面談や電話、手紙でアドバイスします。10月30日に総合福祉保健センターで指導が行われ、9人が面談を受けました。その中の50代の男性は、毎年特定健診を受けており面談は今回で4回目。運動のため職場で6階まで階段を使っていると言い、管理栄養士から「数値は改善していますね。食べる順番や時間帯を変えるだけで数値がよくなることもあります。これからもその調子で」と励まされていました。この男性は「指導を受けると、具体的に何をすべきで何をしてはいけないのかわかるので、ありがたい」と話していました。
鎌ケ谷市の特定健診対象者は平成30年度で約1万7,600人でしたが、受診者は4割弱の約6,600人。6割強の人が受診しませんでした。また、6,600人の受診者うちメタボ該当者・予備群は900人近くいましたが、指導を受けたのは3割の262人でした。
日本人の死因の半数以上はがん、心疾患、脳血管疾患の生活習慣病です。病気にならず健康で生活できることは個人、家族の幸せはもちろん、医療費軽減などにつながるため社会にとってもいいことです。特定健診の対象者は、ぜひ受診してください。今年度の受診期間は年末までで、市内の29医療機関で受けられます。
人間ドック等の費用助成もあります。詳しくは、市ホームページをご覧になるか、市保険年金課保健事業係(電話:047-445-1418(直通))までお問い合わせください。
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