新京成線全線高架運行 令和元年12月1日
更新日:2020年4月1日
踏切10か所が廃止
鎌ケ谷市役所付近ですれ違う上り車両(左)と下り車両
鎌ケ谷市中心部で行われていた新京成線の高架化工事が完了し、12月1日から高架運行が始まりました。これにより、国道464号や県道千葉鎌ケ谷松戸線などの既存の踏切10か所が廃止され、踏切事故がなくなり交通渋滞の緩和が期待できます。まさに市民待望の高架運行です。
今回完了した工事を含む新京成線連続立体交差事業は、初富駅南側約800メートルから北初富駅西側付近までの約3.3キロを高架化するもので、千葉県、鎌ケ谷市、新京成電鉄が平成13年度から取り組んでいます。平成29年度に、まず京成津田沼方面(下り線)の運行が開始され、今回、松戸方面(上り線)の工事も終わり全線の高架運行が実現しました。初富駅、新鎌ケ谷駅、北初富駅も高架駅舎に変身しました。
鎌ケ谷市役所からは新京成線がよく見えます。これまで、京成津田沼方面は高架橋線路、松戸方面は地上線路と車両が上下に分かれて走るのが見慣れた風景でした。今、高いところですれ違う車両を見ると「ついに高架化が完了したんだなあ」と実感します。
全線高架運行に先立ち、11月26日には森田健作知事や清水聖士市長ら関係者約70人が出席して新鎌ケ谷駅で記念式典が開かれました。清水市長は式辞で、事業推進のため国の交付金確保に奔走したことを振り返りながら「高架化は安全安心なまちづくりにつながります。高架駅舎となった3駅は、東京・山手線、京浜東北線の新駅、高輪ゲートウェイ駅にも負けない素晴らしい駅と自負しております。今後も躍動感と魅力あふれる広域交流拠点都市を目指します」と述べました。
高架化工事は完了しましたが、連続立体交差事業は令和6年度まで行われます。今後、初富駅と北初富駅の駅前広場が造られ、地上線路部分は道路や公園などに整備されます。このほか、新鎌ケ谷駅では幅16メートルの南北自由通路が計画されており、駅南側に隣接する県有地の有効活用方法についても県と協議を行っています。広域交流拠点都市への進化はまだまだ続きます。
初富駅を出発する上り車両(市役所屋上から撮影)
記念式典で式辞を述べる清水聖士市長
テープカットに臨む森田健作知事(左から3人目)ら
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