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能登半島地震支援(令和6年2月15日)

更新日:2024年2月15日

 元日に発生した能登半島地震は、能登半島を中心に甚大な被害をもたらしました。被災された皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興をお祈りします。
 鎌ケ谷市にも、被災地の輪島市から現在3人の方が避難されて来ていますが、今回、市営住宅に入居されたお二人との面談の機会を持つことができ、貴重なお話を伺いました。また、被災地の珠洲市に支援のため市職員を3人派遣しましたが、今回はその状況なども含めてお知らせします。市としても、引き続き、被災地支援に努めてまいります。

避難されてきたご家族との面談

 能登半島地震により大きな被害が発生した輪島市から、1月14日に鎌ケ谷市に避難され、同16日に市が用意した市営住宅に入居された前田さんご夫妻(92歳と84歳)が、1月22日に来庁されました。鎌ケ谷市にお住まいがあり、ご夫妻を迎えに輪島まで行かれた息子さん(前田潤一さん)と、そのご家族も同席されての面談でしたが、話を伺う中で、厳しい体験、そして辛い思いをされたことがひしひしと伝わってきました。

前田さんご夫妻の話

 平成19年の能登半島地震を経験しているが、今回の揺れは最初から怖かったです。近所の人の声掛けで、外にすぐ出たが、自宅は半壊し、納屋は全壊でした。その後近所の小学校での避難所生活が10日間ほど続きましたが、もちろん水道は使えず雨水を沸騰させ、飲み水としてしのぎました。近所の方が一緒にいたことが大きな支えになり、近隣関係の大切さをつくづく感じました。

輪島まで迎えに行かれた息子さん(前田潤一さん)の話

 両親を迎えに行くために12日に出発しましたが、輪島に着いたのは13日でした。倒壊家屋も多く、雪の影響もあり、道路の地割れやがけ崩れもあり、大変でした。とにかく安否確認ができないことが一番心配でした。通信手段の確保、水、住民同士や避難所間の連携の大切さを改めて強く感じました。

前田さんご家族から鎌ケ谷市に向けて

 前田さんご家族からは、「市による市営住宅提供やその後の対応について、親身で寄り添う気持ちが感じられ、本当に感謝している。輪島への思いは強いが、今は一日も早く鎌ケ谷市での生活に慣れたい。」との話がありました。また、前田潤一さんの奥様の母親も、輪島から本市に避難されて来ており、市からの支援について合わせて感謝の思いが伝えられました。

避難所支援のため職員3人を派遣

 市からは、2回に分けて職員3人を、珠洲市の避難所支援のために派遣しました。そこで職員が感じたことは、今後YouTubeの「鎌ケ谷市長公式チャンネル」(外部サイト)新規ウインドウで開きます。で配信しますが、「避難所の方は皆さん、前を向いて助けあいながら生活していた。」「皆さん、とても親切で笑顔で接してくれたが、今後の生活への不安を強く持たれていた。」「鎌ケ谷に戻るときに、また来てくださいと言われたことにとても感謝している。」などの報告がありました。今回の派遣により得られたものを、今後、市の職員全体で共有すべく取り組んでまいります。
 

令和6年2月15日

鎌ケ谷市長 芝田 裕美

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